転職・就職

転職成功のロードマップ|転職活動の全知識

この記事では、転職成功のノウハウやテクニックをまとめました。

 

・転職を考えてるけど何からはじめればいいかわからない
・実際に転職活動をしたいけど、サイトなどが多すぎてどれを使えばいいのかわからない
・転職活動をやってるけどなかなか面接が受からない。コツとかあるの?
・転職するにあたって円満退社の方法を知りたい

 

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

・一見面倒くさそうな転職活動も、コツをつかめば簡単です。
・転職活動を始める前に、必ず自分の価値と特性を確認しましょう。
・面接の攻略法と、内定後の会社分析の仕方を解説します。

 

転職活動の手順

① 現状把握:自分の市場価値を査定する方法
② 自己分析:自分の強みや特性を理解する → 面接にも強くなる
③ 環境準備:転職サイトやエージェントに登録 → 作業を自動化する
④ 転職活動:面接のコツを押さえておこう
⑤ 会社調査:内定後に良い会社かどうかを分析する方法

 

この記事の信頼性

この記事を書いている僕は4回の転職経験があり、そのすべてで年収アップを実現しました。そのうち4社で人事部長を務めつつ、累計3000人以上の面接官をやってきた経験と、転職情報会社「マイナビ」に勤務していた経歴もあり、転職活動の申し子のようなキャリアです。

【参考】gakuのプロフィール

 

読者さんへのまえがき

本記事では「転職を考えてるけど何から始めればいいのかイマイチわからないんだよ」「転職サイト多すぎて選べないよ」という方に向けて書いています。

この記事を上から読んでいくことで、転職ミスマッチが起こりにくく、今よりも好条件な転職が実現できるようになっています。

今でも根強く「転職回数が多い=不利」みたいな風潮がありますが、「この会社に一生勤めるのは無理ゲーだなぁ…」と感じていた僕が、転職することで毎回年収も上がって、見える世界も広がって、控えめに言っても良い方向に人生が変わりました。

また、試行錯誤しながら回数をこなすことで転職活動の効率的な手順やコツも身に付いたので、今転職に悩んでいる方々に役立ててもらえたらと思っています。

「必要な部分だけ読みたい!」という方は、目次のタイトルを押すと該当記事にジャンプします。それでは、下記からご覧ください!

 

現状把握①:自分の市場価値を査定する方法

断言しますが、今の給料はあなたの価値をまず正確に査定できていません。
理由は簡単で、「社内規定に基づいた相対評価」で給料が決まっているから。今の給料はあなたの価値ではなく、社内での価値が反映されているだけだからです。

 

特に、ひとつの会社に長く勤めてきた人は、市場価値よりも安く給料が設定されているケースがほとんどです。社内評価と市場価値はまったくの別軸なのです。

完全無料|市場価値の査定は簡単です

じゃあ「自分の適正年収はいくらなの?」というのは「ミイダス」 で簡単に調べることができます。

 

今の仕事での職種や年収を入力するだけで、「年収いくらくらいのオファーがあるのか」「どんな求人が届くのか」をその場で、数分で調べることができます。
無料でスマホでもできるので、転職活動を始める前にここから サクッとやっておきましょう。

 

これを知っておくだけで不利なオファーを回避できたり、思いがけない年収アップが実現できる可能性があるので、必ずやっておきましょう。

 

現状把握②:自分の強みや特性を理解する → 面接にも強くなる

実際に転職してから「マズイ…この会社自分に合わないかも」と感じることを「入社後ギャップ」と呼びますが、これのほとんどは自分の適性が明確になっていないことで起こっています。

 

入社後ギャップと適性ミスマッチ

実際によくあるのはこんなミスマッチです。

・接客業でモヤモヤ
→ 実はコツコツ作業が適性

・頻繁に体を動かす職種でモヤモヤ
→ 実はデスクワークなら苦痛を感じない適性

・ウェットな風土のベンチャー企業でモヤモヤ
→ 静かな環境で力を発揮する適性

仕事内容や会社の風土が合わないと感じるのには、自分の適性や性格が大きく関係しています。言い換えれば、自分の特性を理解せずに、気持ちよく働けるピッタリな仕事に就くのは至難の業、ということを理解しておきましょう。

これは部署異動でもよくある話で、自分でもわからない適性を他人が正確に見抜くのはさらに困難です。

 

有能な適性診断ツール2選

僕は自分の適性の確認の他に、既存スタッフや新入社員の適性を理解するためにたくさんの適性診断ツールを試してきました。会社のお金を使って高額な有料ツールも試しましたが、高ければ良いというものでもなかったです。

僕が実際に試してきたものの中から、最終的に一番当たる確率が高くてコスパの良かったツールが以下2つです。

 

無料版で約20分:リクルート社の「グッドポイント診断」

「グッドポイント診断」は無料でWEB上でサクッとできるという手軽さと、正確性が特徴です。
画像にあるように、18種類ある強みの中から該当するもの5つをあぶり出してくれるというもので、その組み合わせは実に8568通り。

 

転職サイト「リクナビNEXT」の登録者は約1000万人で、リクナビ側はこの1000万人のキャリアに関するビッグデータを持っているわけなので、ツールの的中率が高いのは当然と言えるかもしれませんね。

【無料】8568通りから自分の強みや適正がわかる「グッドポイント診断」やってみた。 一番わかっているようで、実はよくわからないのが自分。自分にどんな適正があって、どんな仕事が本当に向いてるのか?知れるものなら知り...

 

ちなみに、今すぐに転職活動する気が全く無くても、リクナビNEXTに無料登録するだけで使えます。

「グッドポイント診断」をやってみる

 

有料版で約40分:書籍「さぁ!才能に目覚めよう!」

 

上記は本のタイトルでして、診断ツール名は「ストレングス・ファインダー」と呼ばれています。
このツールの特に優れている点は、「仕事の場(ビジネスシーン)において、どのような場面や役割でこの才能が発揮されるのか」ということにフォーカスしている点です。

 

仕事の適性を知る上でこれ以上のものは無いので、実際に僕が学校で講義をする時にも必ず勧める推薦図書でもあります。

この本は新品で買わなければ無意味です。
この本には1冊につき1つ、ネットで診断を受けるための「診断コード」が付いていて、このコードは一度しか使えないようになっています。
中古でこの「診断コード」が使用済みのものを買ってしまうと、本題である診断ができません。

 

アメリカ生まれの診断ツールで「200万人のインタビューから抽出した5000種類の才能を34種類の資質に分類」というケタ外れの母数で。
診断結果を元に、この34種類からあなたに当てはまるもの上位5つを教えてくれます。

200万人のデータから自分の適性がわかる!「ストレングス・ファインダー」やってみた。 この本をご存知ですか?タイトルを見て「あ、なんかヤバイ系の自己啓発系?」「出た!宗教系か!」とか思っちゃった人は、悔い改めてくだ...

 

特性がわかると面接にも強くなる

詳しくは後述しますが、面接が苦手・うまくいかないという人もこの「特性の理解」が抜けていることが原因です。自分の強みや特性が明確になっていると、面接でも一貫性のある受け答えができるようになります。

 

環境準備:転職サイトやエージェントに登録 → 作業を自動化する

先に結論として、全体像を書いておきます。

① 余裕がある時に仕掛けて、ある程度時間をかけて探す
→ 求人は縁物なので転職したい時にピッタリの求人がある方が稀です。

② スカウト機能を複数走らせておいて、自分が想像もしていない活躍の場を知る
→ 同業・同職種に応募しがちですが、親和性の高い他職種が無数にあります。

③ 応募したい求人を転職サイトで見つけて、転職エージェント経由で応募する
→ 後述します。

 

続いて、具体的な手順はこうなります。

 

【転職サイトと転職エージェントを併用した応募方法】

1.転職サイトに複数登録 (可能性を広げる)
2.スカウト機能を走らせながら、自分でも求人を探す
3.気になった求人を転職エージェントに伝える
4.転職エージェントから推薦状付きで応募してもらう

この方法を使うことで、転職サイトからの直応募では落ちてしまう求人でも、転職エージェントに推薦状を付けてもらうことで通過率が大きく上がります。

 

転職サイトと転職エージェントを併用すべき理由

理由は3つです。

① 単純に扱っている求人が違うので、可能性を広げるため
② 応募をエージェント経由にすることで雑多な作業を代行してもらえるため
③ エージェントは過去の面接内容、合格傾向などのデータを持っているため

特に、現職を続けたままでの転職活動はタスク管理もスケジュール管理も非常に面倒です。応募や面接日のスケジューリングを代行してもらうだけで作業負担は劇的に軽くなります。

 

それだけでも利用価値はありますが、何より大きいのが③。
転職エージェントは求職者が入社して始めて報酬を受け取れるビジネスモデルなので、内定までありとあらゆる手を使ってサポートしてくれます。

 

どの転職サイト・転職エージェントを使うべきか

調べたことがある方はわかると思いますが、選びきれないほどのサービスが存在します。ぶっちゃけ、使う必要がないものが大半で、有能なサービスだけピンポイントで使っておけば全く問題ありません。

「どのサイトを使うか」ということに迷う時間は労力がかかる割に徒労に終わりがちです。
これについては「4回の転職でわかった転職サイトと転職エージェントの最も効率的な使い方」という記事を読んでいただくことで15分程度に短縮できます。

【おすすめ】4回の転職でわかった転職サイトと転職エージェントの最も効率的な使い方 今すぐ転職したい!というほどじゃないけど、 だからといってずっとこの会社にいるのはちょっとなぁ・・・ 今の仕事は苦痛だけど、...

 

転職活動:面接のコツをおさえておこう → 練習ではなく準備が重要

ここでは僕の3,000人を超える面接官経験から「そもそもなぜ面接に落ちるのか」と「面接でありがちなNGパターン」を理解してもらった上で、その対策を解説していきます。

 

面接で落ちる理由 → 3パターンあります

① 判定不能で不採用(不採用者全体の50%)
② 判定の結果、スペック合わずで不採用(40%)
③ 判定の結果、社内的な事情で不採用(10%)

ほとんどの場合②で不採用になっていると思われがちですが、上記が実態です。数字は僕の肌感覚にはなりますが、そう大きくズレてはいないはず。

「判定不能」というのは、「緊張しすぎ」「訓練しすぎ」「暗唱しすぎ」といったもので、本来のその人らしさが全くわからないというパターン。

 

「社内的な事情」というのは、「スペックは満たしてるけど配属先の上司と相性が悪い」「すでに内々定してる人がいて、それを超えなければ不採用」など、色々なパターンがあります。

 

まずは①の「判定不能」を回避することが、攻略法の一つであることがわかるかと思います。

面接でありがちなNGパターン

① 緊張しすぎて何言ってるかわからない
② 準備しすぎのテンプレトーク
③ 普段使わない無理な言葉遣いが不自然、文法めちゃくちゃ
④ 志望動機が弱い、募集要項とズレている

面接官はたくさん人を見てきているので、こういうパターンは早い段階で察知して見切りをつけます。
勘違いしている人が後を絶たないのですが、重要なのは「練習」ではなく「準備」です。脅すわけじゃないですが、「練習の有無」や「準備の有無」は話していればすぐにわかっちゃいます。

面接合格のマインドセット:「自分らしさ」を買ってくれる会社を探す

大多数がやりがちな「その会社が好みそうな人間を演じる」というのは良いことないので早めに脱却しておいた方がいいです。

 

良い会社ほどそういうのはすぐに見抜きますし、運良く入社できても所詮は「演じた自分で内定した会社」なので、高確率で入社後ギャップに苦しむハメになります。
また、演じても演じても不採用が続くと、今度は単純に自分が何者かわからなくなって悩みます。つまり、どっちに転んでも苦しくなります。

 

後述しますが、一番のポイントは「等身大で自分らしく臨むこと」。
その自分らしさを「いいね!」と評価してくれる会社を探すことが転職活動だと心得ましょう。

面接合格のコツ

① 面接という場に慣れておく
② 飾らず、自分らしく、自分の言葉で
③その会社の何に惹かれて志望しているのかを明確にする(無ければ無理に受応募しない)
④ 募集ポストに特性がどう活かせるかを説明する

「慣れておく」というのが結構重要です。緊張で言いたいことが言えないのでは内容以前の問題になってしまうので。これは特効薬は無くて数をこなす他ありません。

 

最重要なのは②です。回答に少し時間がかかったとしても自分の言葉で話した方が絶対に良いです。
ぶっちゃけ、想定問答を暗記したものなんて誰も聞きたくありませんし、退屈この上ないのです。

 

この記事の最初にあるような自分の強みや特性を理解すること、その会社のことや、募集しているポストについてよく理解しておくこと。
その「準備」ができていれば、あとは自分なりの考えや、特性を募集ポストにどう活かせるかを説明するだけです。

 

会社調査:内定後に良い会社かを分析する方法

内定が出るとつい肩の力が抜けちゃいますが、最後にやっておくべきことが「入社前の会社分析」です。

会社分析の必要性:入社後ギャップを未然に防ぐ

転職サイトも転職エージェントも、あなたが転職先に入社してナンボのビジネスなので、どうしても良いところばかりにフォーカスした「広告」になりがちです。
「本当にその会社で活躍できそうか」「気持ちよく働けそうか」「納得いく報酬が得られるか」という部分についての自己調査は必須です。

 

各サービスの情報の信憑性

情報の信憑性は「転職サイト<<転職エージェント<<<<<クチコミサイト」です。

 

転職サイトは広告という性質上、文字数が制限されていてどうしても情報が偏りがち。
転職エージェントは担当してくれたコーディネーターによってかなり差が出やすいのと、あくまであなたが入社しないと企業から報酬がもらえないビジネスモデルなので、基本的に入社を後押ししてくる立場です。

 

その点、クチコミサイトは書き込んでいるのが現役社員や元社員であり、あなたと利害関係も無いので、最も現実に近い情報が収集できるというわけです。

 

利用無料:信憑性の高いクチコミサイトは? 

僕が使った中で一番信憑性が高かったのがキャリコネというサイトです。
「単純に投稿数が多い」「評価項目が多い」「利用者が多い=情報が新しい」というのが評価の理由です。

 

ちなみにGoogleを検索してみた画面がこんな感じです。

 

百聞は一見にしかずということで、試しに自分の会社のクチコミを見てみれば信憑性がどの程度高いかは一発でわかるはずです。

「キャリコネ」公式サイト

 

他の社員クチコミサイトも参考にしたい方は「会社の評判は中の人に聞くのが鉄則|社員口コミサイトを比較してみた」という記事も読んでみてください。

会社の評判は「中の人」に聞くのが鉄則|社員口コミサイトを比較してみた 元マイナビ、元人事部のgakuです。 「マイナビの求人広告作成」「4社で面接官」「4回の転職活動」と、意図せずあらゆる方向から...

 

無料で質問・疑問に答えます

最後に、よくある質問に回答しておきます。
とはいえ、ここに無いことで迷うこともあると思うので、Twitter(@kamensalaryman)から質問を受け付けます。また、有用な質問はこの記事に随時追記していきます。

 

転職活動は現職を続けたままやるべき?退職してからやるべき?

特別な理由が無い限り、現職を続けたままやるべきです。
経歴上のブランクが高評価に繋がることはほとんどないし、この記事のテクニックを使えば限られた時間でも無理なく転職活動ができるからです。

面接で給料の交渉や休日日数を聞くのはNG?

NGではありませんが、年配面接官だと心象を悪くするかも。
転職エージェントを利用する場合はこういったことも代行してくれるので、あえて面接で聞く必要はありませんよ。

退職時、残ってる有給休暇はどうすればいい?

退職前であれば普通に使ってしまってOKです。(退職後は権利がなくなってしまうため)
有給休暇中に転職先に勤務することも法的に全く問題ありません。

 

「有給休暇を会社に買い取ってもらえる」という噂がありますが、できる場合とできない場合があるので、「退職前に消化して、有給休暇が終わった次の日を退職日にする」と覚えておけば確実です。

 

以上、陰ながらあなたの転職成功を祈ります!

 

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