副業で稼ぐ

【副業よりも複業です】将来のお金の不安を軽減する方法2つ

・将来のことを考えると不安しか無い

・このままお金のことに悩み続けるのは嫌だなぁ

・今からできる対策があれば知りたい

 

こんな人に向けた記事です。

筆者の僕は5回の転職を経て独立し、2018年からフリーランスで家族4人を養っています。

 

元から経済情報に関心があって、好きが講じて経済セミナーの講師をやっており、立命館慶祥中学校や北海道工業大学などで外部講師もやっていました。

参考:「gakuの経済セミナーってどんな内容?」まとめてみた。

参考:【講演しました】立命館慶祥中学校で「世界経済とキャリア形成」

 

ただ経済に詳しいわけじゃなく、本記事の内容を実践してきた結果、コロナショックの間もずっと増収だったので、ある程度信頼できる情報じゃないかなと思います。

※なお、コロナショック時に「業績がプラスだった」と回答した企業は3%未満だったそうです。

参考:新型コロナウィルスに感染症に対する企業の意識調査|帝国データバンク

 

ということで本記事では、「有事でも生活基盤が揺らがない安定収入の作り方」を解説します。

記事を読むと具体的にすべきことがわかり、お金に対する漠然とした不安をかなり軽減できるはずです。

【副業よりも複業です】将来のお金の不安を軽減する方法2つ

先に結論から。

ポイントは「給料への依存度を下げる」ことです。

  1. 自分で稼げるスキルが付く副業をする
  2. 安定収入を構築する

コロナで感じた人が多いと思いますが、「うちの会社大丈夫か…?」という不安や、将来が不透明なことなど、「自分ではコントロールできないことに対する不安」が大きいかなと。

方法①:自分で稼げるスキルが付く副業をする

お金の面で会社に100%依存している状態だと、会社が潰れたりクビになったら収入は即0になるので、人生は運ゲーのハードモードです。

自分で稼ぐスキルを持っていれば、もし会社が潰れたりクビになったとしても柔軟に動けるので、人生の難易度が大きく下がります。

 

「自分で稼げるスキルが付く副業」とは?

以下のようなものです。

  1. プログラミング
  2. Webデザイン
  3. Webライター(ブログ含む)
  4. シェアビジネス

これらは自分1人で仕事を受注・完結できるので、「自分で稼げるスキル」です。

そしてどれも未経験から就職せずに基礎スキルを身に付けて、実際の仕事を受注しながらスキルアップできるので、稼ぎつつ学べます。

具体的な学習手順やスキルアップの手順、仕事の取り方などは以下の記事で解説しています。

>> 副業でサラリーマンを卒業できた僕が教える、おすすめ副業2つ

方法②:安定収入を構築する

僕は安定収入を「何かがあっても一気に0にならない定期収入」と定義しています。

たとえば僕は小規模の不動産を所有していますが、僕が動けなくなっても、他のビジネスが傾いたとしても、家賃収入は全く影響なく入り続けます。

家賃収入は具体例の1つでして、「あなたも不動産を持とう」みたいな単純な話ではないです。

ちなみに給料は毎月一定の収入が入ってきますが、倒産や解雇などたった1つの出来事で一気に0になるので安定収入ではない、という感じ。

 

なんとなくでも伝わってますかね?

安定収入の理解は割と重要なので、もう少し掘り下げます。

 

複業でお金の不安を軽減する「安定収入」の条件4つ

以下の4つです。

  1. 収入源を分散する
  2. 異なる性質の収入源を持つ
  3. 内1つは有事に強いビジネスモデルを選ぶ
  4. 余力ができたら収入の一部を投資する

順に補足しますね。

条件①:収入源を分散する

下記の3パターンは全部「月収50万円」です。

  1. 給料で月収50万円 → 不安定
  2. 給料30万+収入①10万+収入②10万 → 少し安定
  3. 収入①〜⑤があり各10万 → かなり安定

たとえば②は給料が0になっても収入が20万円残り、③はどれか1つの収入が0になっても40万円は残りますよね。

こんな感じで、「分散」は数が多いほど安定します。

※ここではまず「分散」の概念を理解してもらいたいのであえて「収入①」とかにしてますが、次項でもっと具体的に解説します。

 

補足:「収入の分散」は企業や芸能人もやってます

たとえばパチンコ・パチスロのアミューズメント系企業は、別事業で飲食店をやっていたりします。

  • パチンコ・パチスロ:法改正で売上が急激に変わることがある
  • 飲食事業:利益は少ないが、需要が一定で安定している

つまり、メイン事業の変動リスクを、変動の少ないサブ事業で補っているわけですね。

個人だと「芸能人が焼肉屋をオープンする」というのも同じです。自分が売れているうちに稼いだお金を飲食事業に投資して、収入を分散しています。

条件②:異なる性質の収入源を持つ

ただ収入の数を増やしても、性質が一緒ではダメです。

  • 給料+バイト
  • 給料+フリーランス

→ 自分が入院したらどっちも収入が0になる

上記の通り。

どちらの収入も自分が稼働して稼ぐ「労働収入」なので、自分が仕事に行けなくなったら詰みます。

 

収入の質とは?→キャッシュフロー・クワドラント

有名な話なのでご存知かもですが、収入の質は以下の図の通り4つに分類されます。

それぞれの特徴は以下の通りです。

  • E(従業員)
    → 働いた分だけ収入をもらえ、自分では収入をコントロールできない
  • S(自営業)
    → 収入を自分で決められるが、自分が動かないと収入が入らない
  • B(ビジネスオーナー)
    → 所有するシステム(=仕組み)が働いて収入を生み出す
  • I(投資家)
    → お金を働かせて収入を生み出す

とりあえずここでは上記くらいの理解でOKです。

より詳しく学びたい方は以下の本を読みましょう。

 

補足:キャッシュフロー・クワドラントは「収入の入り方」

1点注意ですが、上記のキャッシュフロー・クワドラントは「職業」ではなく「収入の入り方」で区別されます。

「ブログ」を例にしてみましょう。

  1. ライターとなって他人のブログ記事を書く → E収入
  2. ブロガーとなって自分でブログを書く → S収入
  3. 書かなくなってもブログから自動的に収入が入る → B収入
  4. サイトオーナーとなって記事執筆を外注する → B収入
  5. 既に売上があるブログを買い取る → B収入

ちょっとややこしいかもですが、ここ重要です。

①と②はどちらも記事を書いていますが、①は記事を書く作業に対してお金が払われるので、性質は給料と同じ「E収入」。

②は書き続けている間は自分が稼働しているから「S収入」。

③は書いてきた記事が蓄積されてブログが「稼ぐシステム」となり「B収入」。

④はブログ(システム)を所有して自分では作業せずに収入を得ているので「B収入」。(その収入の一部を外注した相手に支払っていますね。)

⑤はシステムとして完成しているブログを買い取って、そのブログが収入を生み出しているので、これも「B収入」です。

 

具体例:性質が異なる収入を分散する

先ほど話した「分散」と組み合わせると下記のような感じです。

  • E収入:本業の給料
  • S収入:特技を活かしたシェアビジネス(副業)
  • S収入:知識や経験をブログに書いて広告収入(副業)
  • Iの収入:ロボアドで資産運用(投資)

これなら何か1つの出来事で全部の収入がいきなり0になることはほぼ無いです。

これが「性質が異なる収入の組み合わせ=安定収入を持っている」ということですね。

条件③:内1つは有事に強いビジネスモデルを選ぶ

有事に強いビジネスモデルとは、「流行り廃りがなく需要が安定しているものを扱うビジネス」という意味です。

いくつか具体例を挙げます。

  • 電気・水道・ガス
  • 衣食住
  • 通信
  • 生活必需品

上記は一例ですが、誰もが必要とし、誰もが使っているものなので、基本的に流行り廃りはありませんよね。災害時などはむしろ需要が増えます。

ちなみに僕は「B収入」で「生活必需品」の事業をやっていまして、この収入が一番安定したベーシックインカムになっています。

条件④:余力ができたら収入の一部を投資する

増えた収入は無駄遣いしないで投資に回しましょう。

なぜなら、これで「I収入」を確保できるからです。

「投機」ではなく「投資」です。

もし違いがわからない場合は手を出す前にもう少し勉強しましょう。

>>【実例公開】現役投資家から投資初心者に伝えたい8つのこと

 

「給料+投資」は微妙です

投資は運用できる金額が多くてナンボなので、給料の残りを投資したところで大した金額にはなりません。

  • 年利5%の投資商品に10万円投資 → 1年で5,000円の利益
  • 年利5%の投資商品に1,000万円投資 → 1年で50万円の利益

やっていることは一緒でも、このくらいの差があります。

経験を積む目的で自動運用や少額投資をやるのはアリですが、まずは副業などで月収を増やして元本を確保した方がいいかなと思います。

 

副業・複業は何から始めるべきか?

ぶっちゃけ順番とか特にありません。

とはいえ、考えるべきことは2つあります。

まずはざっくり目標設定をしよう

単刀直入に言うと「いくら稼ぎたいのか」ということです。

当たり前ですが、「月3万円稼げればいいなぁ」という人と「月30万稼いでサラリーマン辞めたい」という人ではやることが違いますよね。

「何をやればいいか」と悩む人が多い気がしますが、その前に「どうなりたいか」が大切でして、ざっくりとでも目標設定をすれば選択肢は自ずと絞られます。

 

目標設定しないとチグハグになる話

たとえば旅行に行くとき、「今使える金額から乗れるのは…電車かなぁ」みたいな決め方はしませんよね。

「ハワイに行く」と行き先を決めれば交通手段は「飛行機か船」に絞られます。

これと同じです。

「今使えるお金が10万円あるから、株でもやってみようかな」みたいな感じでやることを選ぶと、「ハワイに向かってチャリを漕ぐ」みたいなことになってしまいます。

大事なことなので繰り返しますが、まずはざっくりでも目標設定をしましょう。

使えるリソースは何か

ここで言う「リソース」とは使える時間やお金、スキルなどのことです。

  • 目標設定:月5万円稼ぎたい
  • 500万円使える → マンション一室買って5万円の家賃収入
  • 週休2日残業無し → ブログを書く、シェアビジネスをやってみる

こんな感じで、手段は1つじゃありません。

同じ目標でも使えるリソースによってすべきこと、できることが変わります。

体験談:僕の場合

参考までに、僕がやってきた流れを書いておきます。

ちなみに、やりながら知識を付けていった感じなので、失敗も多かったし回り道も多めでした。

スタートアップ:サラリーマン+投資

  • リソース:激務で時間の余裕なし、300万円の貯金と毎月10万円の余力
  • やったこと:まずは投資→株で100万円溶かす

この段階が1年半くらいだったと思います。

これでもかなり株を勉強しましたが、株式市場はそういう問題じゃなかったです。笑

 

2年後:サラリーマン+生活必需品オーナー業+投資

激務過ぎたので、時間を確保するために2回ほど転職しました。

  • リソース:転職で完全週休2日、残業少なめ
  • やったこと:生活必需品のオーナー業を勧められて着手(※学びつつ投資も継続)

B収入構築に本腰を入れるため、ここでさらに1回転職して、トータル6年でB収入とI収入の合計が当時の給料を超えたので会社を辞めました。

 

6年後:生活必需品オーナー業+投資+ブログ+講師業

  • リソース:会社を辞めたので時間が自由に
  • やったこと:B収入を増やしつつ、スキルや特技を活かしブログ開設、講師業

ざっくりですが、こんな感じで現在に至ります。ブログはほぼ全て、ここまでの経験を記事にしています。

 

今はB収入の「生活必需品事業」と「投資利益」で暮らしてまして、時間があるのでブログを書きつつ、依頼があれば教壇に立って、どちらからも収入を得ているという生活です。

サラリーマン時代と比べると限りなくストレスフリーで、収入もかなり増えた上に、コロナでも増収を達成できているので、やってきたことは間違ってなかったかなと思ってます。

 

上記をクワドラントで表記するとこんな流れです。

  1. E+I
  2. E+I+B
  3. I+B(独立)
  4. I+B+S(趣味・特技をビジネスに)

こんな感じですね。

今思えば、「I」じゃなく「B」からやった方が良かったなと思います。

 

本記事では理解しやすいように抽象的な書き方をしていますが、以下の記事で具体例を挙げつつ掘り下げています。

>>【経験談】実績ゼロのサラリーマンがド安定収入を作って独立した方法

微妙に怪しいタイトルですが実話なので、複業のイメージが湧きやすいかなと思います。

 

副業・複業で安定収入を作る具体的な手順

最後に「異なる性質の収入」を構築する具体的な手順について、それぞれ解説している記事のリンクを貼っておきます。

あなたの目標やリソースに合わせて参考にしてみてください。

S収入:自分で稼ぐスキルが身に付く副業

これはお金の不安を解消する上で必須です。

なお、下記はすべて「未経験から自宅完結で学習でき、スキルアップの手順が明確な副業」だけをピックアップしています。

  1. プログラミング
  2. Webデザイン
  3. Webライター(ブログ含む)
  4. シェアビジネス

つまり、努力すれば誰でもモノにできる副業ですね。

学習期間は3〜6ヶ月くらいで、プログラミングなんかはこの段階で月20万くらいは稼げるようになっているはず。

具体的な学習手順やスキルアップの手順は以下の記事で解説しています。

>> 副業でサラリーマンを卒業できた僕が教える、おすすめ副業2つ

S or B収入:副業ブログ

収益化方法が9個くらいあり、リスクがなく、自由度も高いので個人的におすすめです。

やることは3つだけ。

  1. WordPressブログを開設する
  2. SEOと収益化方法を学ぶ
  3. 記事を書く

知識がないと短期間で挫折するので、以下でしっかり学びましょう。

ぶっちゃけ、上から順に読んでマネするだけで月5万は余裕なはずです。

>> 初心者が副業ブログで月5万円を稼ぐまでの完全ロードマップ

I収入:専門知識・スキル不要の投資手法

ちょっと厳しい意見で申し訳ないですが…投資できるお金が少ない状態で投資を勉強するのは費用対効果が悪いです。

結論、「勉強しなくてもできる投資を仕込んでおきましょう」です。

以下は投資の知識もスキルも不要なので、完全初心者でも利益を出しやすいです。

  • ロボアドバイザー
  • ポイント投資
  • ソーシャルレンディング

それぞれの特徴を簡単にまとめたのが以下です。

投資先 リスク 最低投資額 期待利回り
ロボアドバイザー 1万円〜10万円 +3〜10%以上
ポイント投資 0円 +2%以上
ソーシャルレンディング 1円〜1万円 +5%以上

 

どれも少額から始められて、最初にちょこっと設定的なことをやったら後は放置しておくだけでOKです。

 

以下に詳細を解説した記事を貼っておくので、興味があればどうぞ。

もっと基本的なことから学びたい方は、以下の記事からがいいかもです。

>> 投資初心者は何から始めるべき?→まずはサクッと基礎を勉強すべき

S収入:趣味や特技を活かしてスモールビジネスを作るのもアリ

ちょっと宣伝ですが、スモールビジネスのスタートアップから各段階ですべきことまで、僕が自分でスモールビジネスを作った時のノウハウをnoteで販売しています。

前半部分は無料でして、購入しても飲み会1回分以下の金額なので、ぜひどうぞ。

>> 副業の始め方|好きなことをマイビジネスに

知識を得たら行動しよう

知識を得れば脳内は変わりますが、まずは動いてみないことには現実は1ミリも何も変わりませんし、将来のお金の不安は一生付きまといます。

お金に脳内が支配された人生はシンドイので、こんなことはさっさと解決しておくべきかなと思います。

 

少し先の未来をより良い方向に変えようと思ったら、少しの間歯を食いしばって頑張ることも大切です。

  • 人生が変わらない人:考えて考えて考えて、結局動かない
  • 人生が少しずつ変わる人:知識を得て、やり方を覚え、動きながら考える

「知→覚→動→考」=「ともかくうごこう」ですね。

この記事を読み終えたら、ページを閉じつつ次の行動に進んでもらえたらなと思います。

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