初心者OKの資産運用

投資初心者は何から始めるべき?→まずはサクッと基礎を勉強すべき

・将来が不安。投資とかやった方がいいんだろうけど、右も左もわかりません…

・知識も経験もない初心者だけど、まず何から始めるべきか知りたい

 

こんな人に向けた記事です。

 

筆者の人生最初の投資は2012年の株式デイトレードでして、100万円溶かして爆死するところから始まりました…。

「無理ゲーだわ…」と懲りる気持ちよりも、「なんかはらたつw」という悔しさが勝ってコツコツ資産運用を続け、現在は5,000万円以上を運用するようになりました。

 

今になって思うことは、

最初に投資の基本くらいは学ぶべきだった

という当たり前過ぎることです。

 

そんな経験から、本記事では「投資を始める前に知っておくべきこと」と、「初心者におすすめの投資先・おすすめしない投資先」をサクッとまとめました。

証券会社のような小難しい話はしませんが、この記事で解説していることを抑えておけば「よくわからん不安」は解消でき、「無知ゆえの大失敗」は避けられるはずです。

投資初心者は何から始めるべき?→まずは基礎を勉強すべき

投資の必要性は1つだけ

ずばり、定年後のお金が足りないからです。

足りない分は「働く期間を伸ばす」「節約」「資産運用」の3つで何とかしてね、と政府が発表しているくらいなので、投資はほぼ必須です。

参考:金融庁「働いて節約投資して自分でなんとかしてね(キリッ」|ついでに「働き方改革」翻訳しとく

事実:定年前にも恩恵がある

投資を一言で言うと「働かなくてもお金を稼げる仕組みを持つ」ということです。

言い換えれば「働けなくなっても収入が入る」ということですね。

なので、定年の備えで始めたとしても、利益が出れば単純に月収や年収が増えます。

疑問:ぶっちゃけ投資って儲かるの?

結論、ちゃんとやればちゃんと儲かります。

ちゃんとやるために最低限の知識が必要ですよ、という話ですね。

 

投資初心者が始める前に知っておきたい知識4つ

以下の4つは最低限理解しておくべき。

  1. 余剰資金で小さく始めよう
  2. リスクの減らし方を理解しよう
  3. 投資でお金が増えるメカニズムを理解しよう
  4. 投資の性質を理解しよう

難しくないのでサクッと解説しますね。

知識①:余剰資金で小さく始めるべき

  1. 投資は生活に影響が出ない余剰資金で
  2. 全ツッパ(1つに全額投資)はダメ、絶対

この2つをやってしまうとそれは投資じゃなくギャンブルに変わります。

将来の不安を減らすために投資をするのに、現在の不安が増えたら本末転倒ですよ。

そして「全ツッパ=リスク最大」という状態なので、これは圧倒的愚策だということを覚えておいてください。(次項で掘り下げます)

 

この2つはやっちゃダメ。お兄さん(僕)と約束してください。

 

投資で重要なことは「増やすこと」よりも「減らさないこと」

これマジで大事な考え方なので、胸に刻んでおいてください。

なぜなら、資金が減ればできることは少なくなり、尽きたら投資自体できなくなってしまうからです。

 

疑問:「余剰資金なんてないよ…」という場合は

以下の2択です。

  1. まずは余剰資金を貯める
  2. 楽天ポイント投資をやる

①は正攻法、まずはスタートラインに立つための準備をしましょう。

②は楽天ポイントを投資するので、余剰資金が無くてもスタートできます。

詳細は「初心者におすすめの投資先」で解説します。

 

知識②:リスクの減らし方を理解しよう(長期・積立・分散)

「リスク」について知っておくべきことは2つです。

  • 0にはできないけど、減らせるもの
  • 対策を理解していれば、いきなりお金が0になることはまず無い

怖がるんじゃなく、「上手に付き合うもの」という感じですね。

ぶっちゃけ、投資で儲かるかどうかは「リスク管理にかかっている」と言っても過言じゃありません。繰り返しになりますが、「増やすことよりも減らさないこと」です。

 

リスクの減らし方は以下の3つです。

  1. 長期投資
  2. 分散投資
  3. 積立投資

 

リスクの減らし方①:長期投資

投資期間が長くなればなるほど、利益は安定する傾向があります。

大きく損をする人は、決まって短期売買で損失を出しています。

 

※引用元:みずほ証券

「なるべく早く開始して長期間運用する方がいい」くらいの理解でOKです。

 

リスクの減らし方②:分散投資

分散投資とは、同時に複数のものに投資することで、「1つのカゴにすべての卵を盛るな」という格言があります。

※引用元:厚生労働省

たとえば以下のような感じ。

投資総額100万円 → 5つの投資先に分散投資した場合

以下のように投資商品を組み合わせたものを「ポートフォリオ」と言います。

  • 投資先A:20万円投資
  • 投資先B:20万円投資
  • 投資先C:20万円投資
  • 投資先D:20万円投資
  • 投資先E:20万円投資

上記のようなポートフォリオの場合、どれか1つが0になったとしても80万円分の投資が残りますよね。

そして、「分散投資で利益が出る」というのをもう少し解剖すると、以下のような感じ。

  • 投資先A:20万円投資 → 23万円に増えた
  • 投資先B:20万円投資 → 18万円に減った
  • 投資先C:20万円投資 → 17万円に減った
  • 投資先D:20万円投資 → 21万円に増えた
  • 投資先E:20万円投資 → 26万円に増えた
  • トータルで+5万円の利益

投資先BとCはマイナス(元本割れ)ですが、A・D・Eの利益でカバーしてトータルはプラスになってますよね。

 

もし投資先Bに100万円を全ツッパしていたらこうなります。

  • 投資先B:100万円投資 → 90万円に減った
  • トータルで−10万円の損失

先ほど「全ツッパ=リスク最大」と言ったのはこういうことですね。

 

ここは特に重要なので「投資初心者が誤解しがちな分散投資|正しいリスクヘッジを解説する」という記事で掘り下げて解説しました。

 

リスクの減らし方③:積立投資

積立投資とは、名前の通り投資額を積み立てていく方法です。

 

株式投資やFX、仮想通貨などの値動きがあるものに投資するときは「安い時に買い、高くなったら売る」ということをやって利益を狙います。

  • 1株10万円のA社の株式を10株(100万円分)買う
  • 10.5万円に値上がりしたところで10株(105万円)売る
  • 5万円の利益

※ややこしくなるので取引手数料は考慮していません。

当たり前ですが、買値が安ければ安いほど利益が出やすくなり、売値が高ければ高いほど利益は大きくなります。

こう聞くと「なんだ簡単じゃん!」と思うかもですが、たったこれだけのことが面白いくらいできません。

つまり、「高い時に買って値下がりして損失が怖くなって売る」という逆のことをやってしまうんですよ。(実際やってみるとこの意味がすぐわかります笑)

この「高値で買ってしまう」というリスクを下げる方法が「ドルコスト平均法」という積立投資です。

 

ドルコスト平均法とは

「その時の値段に関係なく、毎月決まった日に、決まった金額を積み立てる」という方法です。

つまり、「高い時も安い時も関係なく、決めた金額で買えるだけ買う」ということを定期的に繰り返します。

引用元:大和証券

ちょっとわかりづらいかもですが、起きていることは単純です。

  • 高い時は買える量が少なく、安い時はたくさん買える
  • 繰り返していくと、安い時に買った口数の方がが多くなる
  • ならすと平均より安値で買えたことになる

上記の感じ。

常にこんなにうまくいくとは限りませんけど、知識や経験が全くなくても機械的に積み立てるだけで一定の効果が期待できます。

知識③:投資でお金が増えるメカニズムを理解しよう

投資でお金が増える場面は2パターンあります。

  1. インカムゲイン(継続的な収入)
    資産を保有し続けることで得られる利益
    家賃収入、配当金、分配金など
  2. キャピタルゲイン(単発収入)
    売買によって得られる利益
    株式、FX、仮想通貨、不動産など

なんとなくわかりますかね?

結論から言うと、優先的に持つべきはインカムゲインです。

なぜなら、キャピタルゲインは売買し続けないと収入にならないし、安定収入にするのは限りなく難しいからです。

つまり、インカムゲインを収入の基盤にしつつ、キャピタルゲインで得た利益はインカムゲインに回していく、というのが安定収入を作る近道です。

知識④:投資の性質を理解しよう

投資の多くは水物なので、給料のように毎月決まった収入が入ってくるとは限りません。

投資商品によって違いますが、以下のような性質があります。

  • いつ収入になるかわからない
  • いつ収入が途絶えるかわからない
  • いつも投資先があるとは限らない

これだけだとわかりづらいと思うので、具体例を出しつつもうちょっと掘り下げます。

 

いつ収入になるかわからない

これは主にキャピタルゲイン(=売買による利益)の性質です。

ちょっと質問です。

たとえば今日、仮想通貨を買ったとします。

あなたが満足行く値段まで値上がりするのはいつだと思いますか?

答えは「それがわかれば苦労しない」ですよね。

 

もしかしたら明日急激に値上がりして売るタイミングが来るかもしれませんし、もしかしたら1年後かもしれません。

こんな感じで、「欲しい時に収入になるとは限らない」という性質があります。

 

いつ収入が途絶えるかわからない

これはあらゆる投資に言えることです。

  • 自然災害で所有している不動産が倒壊 → 家賃収入がなくなる
  • 投資していた事業が軌道に乗らず撤退 → 収入がなくなる
  • 株を保有している会社の業績が悪化 → 配当金がなくなる

上記のようなことは割とよくあります。

投資に「絶対」はありません。だからこそ分散投資が大事だよ、という話ですね。

 

いつも投資先があるとは限らない

たとえばこんな感じです。

  • 株価が高止まりしていて、今買うと高値づかみになりそう
  • 仮想通貨で次に値下がりしたら買おうと決めているのに、下がらない
  • 投資用に不動産を買いたいけど、良い条件の物件が無い

なんとなくイメージできましたかね?

こんな感じで、結構不確定要素が多いのも投資の性質です。

まとめ:リスクが低い投資戦略とは

ここまでの話を踏まえつつ、基本方針をまとめてみましょう。

  1. 分散投資をする(必須)
  2. リスクを減らす(長期・積立・分散)
  3. インカムゲインを増やすことを意識する
  4. キャピタルゲインの利益はインカムゲインに再投資する

上記①②あたりができていれば、それだけですでに脱初心者かなと思います。

 

投資初心者のよくある疑問

よくある疑問と回答です。

疑問:いつ始めるのがいいの?

理想は「わかりやすく景気が悪い時」です。

具体例で言うと、リーマンショックやコロナショックなどですね。

相場は人の心理で上下するものなので、世界的な経済危機などになると「本来の価値よりも明らかに安い」という状況になります。

実際、リーマンやコロナではほぼ全ての相場が大きく下がったので、誤解を恐れず言うなら「よほど変なものに投資しない限り、何をやっても利益が見込める」という感じです。

 

通常時であれば「今」やるべき

とはいえ、普段はそんなタイミングはなかなか無いので、「今」がベストです。

ポジショントークではなく、通常時の多少の値動きは誤差の範囲なので、長期投資の観点から「今」から始めるのが一番投資期間が長くなるので。

疑問:セミナーとかどうなの?

ぶっちゃけどっちでもいいと思いますが、個人的には不要かなと。

役立つことも教えてくれますが、ぶっちゃけセミナーじゃなくても学べる程度の内容が多いですし、結局のところ自社の投資商品のPR(=営業)をすることが目的なので。

疑問:どんなものでポートフォリオを組めばいいの?

ここまで話してきた投資の基本を理解せずに闇雲に投資すると、高確率で失敗し「投資は難しい」「投資コワイ」という発想になってしまいます。

なんとなくでも基本が理解できていると、その投資商品がどんな性質のもので、どのタイプに分類されるものかもなんとなくわかるようになります。

 

ということで、以降では初心者がポートフォリオに加えるべき投資先を見ていきましょう。

 

投資初心者におすすめの投資先とは?→自動運用です

初心者は「自動運用」がおすすめ。

なぜなら、リスクが低く、知識・経験・スキルが投資成績にまったく影響しないからです。

つまり、初心者がやってもプロの投資家がやっても同じ結果が出るということです。

初心者におすすめの自動運用4つ

上記の4つです。

先にそれぞれの性質がわかる早見表を作ってみました。

投資先 リスク 最低投資額 期待利回り
ロボアドバイザー 1万円〜10万円 +3〜10%以上
ポイント投資 激低 0円 +2%以上
ソーシャルレンディング 1円〜1万円 +5%以上
自動売買FX 10万円  

 

それぞれ掘り下げると長くなってしまうので、軽く補足しつつ詳細記事のリンクを貼っておきます。

初心者おすすめ投資先①:ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、預けた資産をロボットが自動運用してくれる投資商品です。

メインの投資先にすべき一番おすすめな投資先です。

 

性質を簡単にまとめると以下の感じ。

  • 少額から始められてローリスク
  • 長期投資向き
  • インカムゲイン
  • 銘柄選び、分散投資なども自動でやってくれる
  • 相場の下落にも自動対応

独自の資産運用アルゴリズムでバランス調整しながら運用してくれるので、初期設定以外は特にあなたがやることはありません。

ロボアドの詳細は以下の記事をどうぞ。

>>【2強比較】ロボアドバイザーとは?メリット・デメリットを解説。

初心者おすすめ投資先②:ポイント投資

0円で運用ができるとか神ですね。実質的な金銭リスクは0です。

 

ポイントをどう運用するかというと、現金と同じ扱いです。

  • 楽天スーパーポイント → 株式・投資信託を買う(100円〜)
  • Tポイント → 株式を買う(1株500円〜)

上記の通り。

少額の場合は利益も控えめですが、日常生活で貯まったポイントを投資に回して「稼ぎつつ学べる」というのはメリットかなと思います。

性質は以下の感じ。

  • 現金を使わないのでノーリスク
  • 投資信託 → 長期投資向きインカムゲイン
  • 株式投資 → 銘柄によるが短期〜長期投資キャピタルゲイン

 

投資の窓口は証券会社になっており、それぞれ以下から証券口座を開設すればポイント投資を開始できますよ。

最初は微々たるものかもしれませんが、小銭貯金みたいに長期的に積み立てて行けば十分化けます。

 

ポイント投資の詳細は以下の記事をどうぞ。

>>【0円投資】ポイント資産運用3選|楽天・LINE・Tポイント

初心者おすすめ投資先③:ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとは、「資金を必要としている企業」と「投資対象としてお金を貸したい個人」をマッチングするサービスです。

ようするに、銀行が企業向けにやっている「融資」を、クラウドファンディングのような仕組みで個人からお金を集めて実施する、という感じ。

性質は以下の感じ。

  • 貸す→待つ→返済(この時に付く利子が利益)
  • 短期投資のキャピタルゲイン
  • ロボアドよりも少しリスクが高く、利益も高め

厳密には「自動運用」ではなく、そもそも「待つだけ」。

割とお手軽ですが、社会貢献度が高いので個人的に好きな投資先です。

詳細は以下の記事をどうぞ。

>> 初心者でもベテラン同等の利益!「ソーシャルレンディング投資」とは?

初心者おすすめ投資先④:自動売買FX

FXと聞くとハイリスクなイメージが強いかもですが、それはレバレッジをかけて元本を遥かに超える金額を運用するギャンブル的な投資手法の話です。

自動売買FXは設定の仕方によってリスクを調整できるので、「長期投資で堅実に増やす」みたいな運用も可能です。

 

人気のツールは以下の2つ。

  • トラリピ
  • トライオートFX

ロボアドよりはハイリスク・ハイリターンなので、リスクを取って大きめの利益を狙いたい場合にポートフォリオに加えるべき。

※使い方にコツがいるので、掘り下げ記事を執筆中です。

参考:実際のポートフォリオ例

好みもあると思いますが、僕ならどんなポートフォリオを組むかというのを書いておきます。

  • 低リスク・インカムゲインのロボアドバイザーをメイン投資先に
  • ポイント投資でリスクヘッジしつつ
  • ソーシャルレンディングや自動売買FXでちょっとリスクを取りつつ、大きめの利益を狙う

 

投資額40万円の場合

  • ロボアド:20万円
  • ポイント投資:0円円
  • ソシャレン:10万円
  • 自動売買FX:10万円

こんな感じですね。

40万円って中途半端ですが、自動売買FXが10万円からなので、投資総額が30万円だと1/3をFXに投資することになり、ちょっとリスク取りすぎかなと。

 

基本を学んだら実際に投資してみよう

最後にもう一度要点をまとめます。

  • 投資初心者が知っておくべき知識4つ
    ① 余剰資金で小さく始める
    ② リスクの減らし方を理解する(長期・積立・分散)
    ③ 投資の利益は2パターン(インカム・キャピタル)
    ④ 投資の性質を理解する
  • 投資初心者におすすめの自動運用4つ
    ① ロボアド(詳細記事はこちら)
    ② ポイント投資
    ③ ソーシャルレンディング(詳細記事はこちら)
    ④ 自動売買FX

ということで、投資の基本と最初の投資先は一通り伝わったかなと思います。

基礎を学んだら実際に投資を始めてみましょう。

知識だけ付けても行動しなければ1円の利益にもなりませんので、この記事を読んでくださった時間もある意味投資なので、実際に稼いで回収しましょう。

 

手続きは数分で終わりますので、まずはローリスクで安定しているロボアドと、ノーリスクのポイント投資辺りからどうぞ。

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