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【クチコミ評判と真意】リクルートエージェントって実際どうなの?

・リクルートエージェントってどうなの?

・リクルートエージェントは使うべき?

・クチコミや評判を知りたいな

 

こんな人に向けた記事です。

筆者の僕は転職経験5回、8年の人事部経験、元マイナビ社員です。「求職者」「仲介業者」「企業の採用担当」すべての立場を経験している人はかなり少ないはず。

リクルートエージェントは5回中4回の転職で利用して、リクルートエージェント経由で入社した経験もあります。

 

リクルートエージェントの評判を調べてみると、下手すると自分で使ったこともない素人がTwitterの投稿をいくつかピックアップしただけのサイトが多くて、少数の個人の感想でサービス全体を評価するのは危険と率直に思いました。

なぜなら、「対応が悪かった!」という感想はたまたまその人が見た一部分で、リクルートエージェント全体の対応が悪いという結論にはならないからです。逆も然りですね。

 

なので、本記事ではちょっと違う切り口で、クチコミ評判をピックアップしつつ、実情と照らし合わせて情報の整合性が取れるように解説していきます。

簡単解説:リクルートエージェントの特徴3つ

  1. 求人数が業界最多
  2. 豊富な転職成立実績
  3. コンサルタントのレベルも平均的に高い

上記3点、根拠もあわせてサクサク解説します。

リクルートエージェントの特徴①:求人数が業界最多

主要大手エージェントと比較してみました。

 
公開求人数 約15万件 7.9万件 2万件 3.9万件 
非公開求人数 約16万件 5.5万件 2.1万件 非公開 

※2020年3月現在

上記の通り求人数はダントツでして、単純に選択肢が一番多いと言えます。

リクルートエージェントの特徴②:豊富な転職成立実績

年間約23,000人、累計では37万人もの人がリクルートエージェント経由で転職しています。(2020年2月時点)

実はこの「転職成立実績」はサポートの良し悪しに大きく影響します。

なぜなら、この過去の実績が企業ごとのデータとして蓄積されていき、その情報を元に具体的な選考アドバイスをするからです。

人材を推薦する度に、先方の採用担当と面接を受けた応募者両方からフィードバックを受けて記録を残していくので、

  • 過去の二次面接は人事部長が担当し、
  • 面接では実際にこんな質問をされ、
  • 採用担当はどういった部分を評価する傾向がある

といった、ほとんど答えのようなアドバイスをすることが可能になります。取引回数と採用実績が多い企業ほど、攻略法が出揃っているということですね。

リクルートエージェントの特徴③:コンサルタントのレベルも平均的に高い

これは、そもそもリクルートに入社する時点で一定の基準値をクリアしているからです。

もちろんそれがコンサルタントとしての手腕にすぐ直結するわけじゃありませんが、素材として優秀な人が在籍しているのは確かです。

人材が優秀ということは、コンサルタントの交渉力に影響します。

個人としての能力の高さに加えて、リクルートの看板が強いことも交渉力を後押ししている要因です。

 

リクルートエージェントの評判と事実関係

ここからは実際のクチコミ評判を引用しつつ、偏りは事実関係と照らし合わせて補います。

というのも、Twitterなどの個人のクチコミはその人が見た一面的な情報に過ぎないからです。同じ項目について個人個人が全く反対のことを言っている場合も多いので。

結論:リクルートエージェントの総評

業界内の他社と比べて、多くの点で優れているのは確かで、数字がそれを証明しています。

会社側のサポート体制はかなり洗練されているので、ポイントは優秀なコンサルタントに担当してもらえるか?という点に尽きます。

これがクリアできれば最強クラスのエージェントです。

リクルートエージェントの評判①:求人の量と質

まずは実際のクチコミをいくつか見てみましょう。

こちらの方は「求人数が多い」というクチコミ。

一方こちらの方は、「求人数は多いけど質が悪い」というクチコミ。

そしてこちらの方は、「そもそも求人が少ない」というクチコミ。

3人だけですが、見事に言っていることがバラバラですね。

 

なぜこんなに差があるのか?

その人のキャリアや志望職種によって提供される求人が変わるので、「希望にマッチした求人が」多い、少ないという差が出ます。

ほんの一部ですが、たとえば以下のような傾向があります。

  • 求人多い:営業職・年収300万〜600万円
  • 求人少ない:事務職・正社員歴がない・年収1,500万円以上

希望にマッチしない求人を送ってくるのは、担当コンサルタントの苦し紛れか、「選択肢に無かったかもだけど、あなたのスキルならこんな仕事もできるよ」という新しい可能性の提案の場合もあります。

 

まずは面談を受けてみるべき

紹介してもらえる求人の量と質は、あなたのキャリアや希望によります。

面談でこれらを伝えてみないと、「あなたにとってどうなのか?」は判断できないということですね。

 

提案される求人に疑問を感じた時は?

率直に、その求人を提案してくれた意図を聞いてみましょう。

意図も確認せずに「全然希望にマッチしないんだけど」みたいな対応はクレーマーっぽくなるので、当然コンサルタントの心象は悪くなって、人によっては塩対応に切り替わります。

コンサルタントと自分の関係性を勘違いしないこと、こちらも誠実な対応を心がけた方がいいです。

 

以下にも目を通していただくとこの辺りの理由がよりわかると思います。1分で読み終わります。

>> エージェントの心象は結果を左右する|あなたとエージェントの関係性

リクルートエージェントの評判②:コンサルタントの質

以下は「コンサルタントが本当に良かった」というクチコミ。

一方こちらは、「対応が酷かった」というクチコミ。

この他にも、以下のようなマイナスクチコミがありました。

  • 担当からの電話がしつこい・ウザい
  • 対応が遅い・レスが来ない
  • 希望にかすりもしない求人をゴリ押しされた
  • 交渉がヘタだった・してもらえなかった
  • 入社を急かされる

こんなのはどれも担当コンサルタントの人間性の問題で、これを「リクルートエージェント最悪」と全体を評価するのはちょっと飛躍しすぎかなと。

ついでに、コンサルタント1人で50人以上の求職者を担当していることもあるので、レスが遅い、忘れるというのもヒューマンエラーで起こり得るかなと。(いや、サービスとしてはダメですけどね)

 

事実:コンサルタントには当たりハズレがある

リクルートエージェントに限らずこれはどのエージェントでも必ずあることでして、人が介在する以上、人の質に左右されるのは仕方ないです。

良いコンサルタントと微妙なコンサルタントを見分けるポイントは、以下の記事をどうぞ。

>> 良いコンサルタントと微妙なコンサルタントの特徴

 

とはいえ、ビジネスモデル的に「すぐにでも転職したい人」がターゲットのサービスですので、転職意思が固まってない人や、どっち付かずな態度を取る人の優先順位が下がるのは当然のこと、というのも覚えておくといいですね。

そういう人を手厚くサポートしても、なかなか売上に繋がらないというのも事実ですので。

 

微妙なコンサルタントはチェンジしてもらおう

ぶっちゃけ、無能なコンサルタントも一定数います。ただ、そのコンサルタントとやりあっても経験上時間の無駄なので、チェンジ依頼をする方が建設的です。

なお、担当コンサルタントを変更してもらう方法は以下にまとめています。

>> 担当コンサルタントをチェンジしたい|転職エージェントの断り方

 

複数のエージェントを併用するのが基本

このリスクを下げる意味でも、転職エージェントを併用するのがおすすめでして、僕は毎回5社以上を併用していました。

併用することで相性の良いコンサルタントに出会える可能性が増えますし、それ以外にも併用するメリットは多いです。

>> 転職エージェントを複数利用すべき理由と注意点

 

あなたの対応は大丈夫ですか?

繰り返しになりますが、コンサルタントも人間です。

あなたの態度が悪ければ当然心象を悪くして、塩対応になることも普通にあります。

大事なことなので何度でも言いますが、以下にも必ず目を通しましょう。1分で読み終わります。

>> エージェントの心象は結果を左右する|あなたとエージェントの関係性

 

また、そもそも「転職エージェントってどんな仕組みなのか?」ということと「関わり方」を理解していればイライラせずに済む場面も実際多いので、余力があれば以下の記事もどうぞ。

>> 転職エージェントとは?

 

リクルートエージェントはこんな人におすすめ

  • 転職意思が固い人
  • より多くの選択肢が欲しい人
  • 充実したサポートを必要としている人
  • 希望年収1500万円以下の人
  • 40代以下

上記の通りです。

希望年収を挙げたのは、「ハイクラス」や「エグゼクティブ」と呼ばれる案件はそもそも案件数がかなり少ないからです。

上記に該当する方は以下から登録して面談を受けてみましょう。

>> 『リクルートエージェント』公式サイト

 

実際使って役立った、リクルートエージェントと併用すべきサービス

以下は僕が実際に併用していたサービスで、転職活動が有利かつスムーズになります。

リクナビNEXT

同社が運営する転職サイトなので、リクルートエージェントと連携できます。

特に、下記の使い方をすることで書類通過率が上がるのでおすすめです。

  1. リクナビNEXTで求人を見つける
  2. リクルートエージェントから応募できないか確認
  3. 推薦状を付けて応募してもらう

ついでにグッドポイント診断を受けておくと、自己PRなどに超絶役立ちます。

>> 『リクナビNEXT』公式サイト

併用すべき転職エージェント

最大手とはいえリクルートエージェントにも至らない部分はあります。

他の転職エージェントを併用することで、自分でもその不足を埋め合わせる努力をするというスタンスで使うのがおすすめです。

doda ・求人件数13.5万件
・業界2位、役立つ独自コンテンツが豊富
dodaのクチコミ評判
パソナキャリア ・転職成功者の2/3が年収UP
・対応が丁寧、紹介案件が途切れない
パソナキャリアのクチコミ評判
マイナビエージェント ・20代や若手、未経験に特に強い
マイナビエージェントのクチコミ評判
JAC Recruitment ・国内大手、外資系、ハイクラスに強い
JAC Recruitmentの口コミ評判

 

基本的には上記の総合型転職エージェントに登録しておけば十分だと思いますが、当てはまる条件があれば以下の特化型転職エージェントも併用しましょう。

20代・第二新卒・若手特化 ハタラクティブ
30代・管理職・ハイクラス JAC Recruitment
女性の転職特化 type女性の転職エージェント
無職・フリーター特化 ハタラクティブ
ITエンジニア・デザイナー特化 レバテックキャリア
人事・経理などバックヤード特化 JAC Recruitment
アパレル・ファッション特化 クリーデンス
保育士特化 Fine!(ファイン)
介護職特化 マイナビ介護職

 

企業クチコミサイト:転職会議

聞きづらいけどどうしても気になる情報を補完するために使っていました。

「クチコミサイト」と聞くとレビューサイトのような印象を受けるかもしれませんが、残業時間、有給消化率、ワークライフバランス、過去の退職者の退職理由など、かなり突っ込んだ情報が得られます。

入社後ギャップを防ぐ意味でも、内定承諾前に絶対見ておくべきです。

>> 企業口コミサイト「転職会議」とは?

適正年収を査定:ミイダス

転職市場全体から見て、自分の適正年収がいくらなのか?をスマホでサクッと査定できます。

ほとんどの場合、今の給料と市場価値は釣り合っていないので、参考程度に見ていました。

自分で適正年収を把握しておくと、不利なオファーが回避できたり、コンサルタントに年収交渉を依頼する時の根拠にもなるので、とても役立ちました。

>>「ミイダス」で市場価値を診断する

リクルートエージェントをフル活用するコツ

  1. 転職エージェントは複数併用する
  2. キャリアコンサルタントには正直に
  3. 前向きな姿勢を示す
  4. コンサルタントが微妙だったら変更してもらう
  5. 応募管理は自分でやる

上記の通り。

経験上、これらをやるかどうかで転職活動の過程や結果が変わると言っても過言じゃありません。詳細は以下をどうぞ。

>> 転職エージェントをフル活用するコツ

 

リクルートエージェントのよくある疑問8つ

以下7つの疑問と回答です。

  1. リクナビNEXTとの違いは?
  2. 正社員経験がなくても利用できる?
  3. 各エリアのオフィスはどこ?
  4. 紹介された求人は断っても大丈夫?
  5. 利用期間の制限はある?
  6. 再登録はできる?
  7. 担当コンサルタントを変更したい
  8. 退会方法は?

順にサクサク回答していきますね。

疑問①:リクナビNEXTとの違いは?

リクナビNEXTは「転職サイト」なので、自分でサイトから求人を探し、自分で応募するというオーソドックスな使い方です。

求人数はリクルートエージェントの1/10

自分のペースで自分だけで転職活動を完結したい人には向いていますが、求人数は3万件弱とリクルートエージェントの1/10くらいです。

また、リクルートエージェントに比べると難易度と年収が低い仕事が多い傾向にあります。(リクナビNEXTに限らず、転職サイト全体に共通する傾向です)

>> 『リクナビNEXT』公式サイト

疑問②:正社員経験がなくても利用できる?

大丈夫です。

ただし、元々正社員をターゲットにした転職サービスなので、紹介可能な求人はどうしても少なくなると思います。

なので、正社員経験がない方に特化した「ハタラクティブ」という転職エージェントを利用した方が、サポート内容も紹介される求人もマッチ度が高いと思います。

>> 『ハタラクティブ』公式サイト

疑問③:各エリアのオフィスはどこ?

下記16箇所にオフィスがあります。

東京本社 〒100-6640
東京都千代田区丸の内1-9-2
グラントウキョウサウスタワー
北海道支社 〒060-0004
北海道札幌市中央区北四条西5-1
アスティ45ビル10F
東北支社 〒980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町1-9-1
仙台トラストタワー11F
宇都宮支社 〒320-0811
栃木県宇都宮市大通り4-1-18
宇都宮大同生命ビル1F
さいたま支社 〒330-8669
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5
大宮ソニックシティビル25F
千葉支社 〒260-0028
千葉県千葉市中央区新町1000番地
センシティタワー7F
西東京支社 〒190-0012
東京都立川市曙町2-34-7
ファーレイーストビル7F
横浜支社 〒220-0011
神奈川県横浜市西区高島2-19-12
スカイビル16F
静岡支社 〒422-8067
静岡県静岡市駿河区南町18-1
サウスポット静岡5F
名古屋支社 〒450-6043
愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
京都支社 〒600-8009
京都府京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町88
K・I四条ビル 4F
大阪支社 〒530-8240
大阪府大阪市北区角田町8-1
梅田阪急ビルオフィスタワー31F
神戸支社 〒651-0086
兵庫県神戸市中央区磯上通8-3-10
井門三宮ビル4F
中四国支社
(岡山オフィス)
〒700-0024
岡山県岡山市北区駅元町1-6
岡山フコク生命駅前ビル4F
中四国支店
(広島オフィス)
〒730-0013
広島県広島市中区八丁堀14-4
JEI広島八丁堀ビル10F
福岡支社 〒810-0073
福岡県福岡市中央区舞鶴1-1-3
リクルート天神ビル6F

疑問④:紹介された求人は断っても大丈夫?

大丈夫です。

ただし、断る回数が多いと転職意欲を疑われて塩対応される場合があるので注意です。

なお、具体的な断り方は以下の記事をどうぞ。

>> 【状況別】角が立たない転職エージェントの断り方

疑問⑤:利用期間の制限はある?

基本的には登録から3ヶ月です。

とはいえ、選考途中でスッパリ切られてしまうとかは無いので心配無用です。

ちなみにマイナビエージェントは無期限です。

じっくり納得行くまで活動したい方はこちらも登録しておきましょう。

疑問⑥:再登録はできる?

できます。

登録方法は新規登録の時と同じなので、下記からでOKです。

>> 『リクルートエージェント』公式サイト

 

なお、前回利用から5年以内であれば登録情報が残っているので、その内容を引き継いで再登録できます。

疑問⑦:担当コンサルタントを変更したい

方法は以下の2つです。

  • 担当者に直接伝える
  • 窓口から変更依頼をする

なお、変更依頼の窓口は下記からどうぞ。

>> リクルートエージェント問い合わせ方法と窓口

疑問⑧:退会方法は?

以下から申請すればOKです。

>> リクルートエージェント退会手続きフォーム

 

登録必須の業界最大手の転職エージェント

最後にもう一度要点をまとめます。

  • 利用は完全無料
  • リクルートエージェントの特徴3つ
    ① 求人数約31万件(業界最多、2020年3月時点)
    ② 転職成立実績:年間約2.3万人、累計37万人
    ③ コンサルタントの平均レベルが高い

  • リクルートエージェント公式サイトはこちら
  • 併用すべきサービス
    → 企業口コミサイト:転職会議
    → 適正年収を査定:ミイダス

転職エージェントを利用するなら、リクルートエージェントは欠かせない存在です。

クチコミ評判は賛否両論ですが、その理由は本記事で解説した通りでして、あなたがクチコミの通りになるとは限りません。

とはいえ登録も利用も無料なので、悩むようならまず登録して面談を受けてみた方が早いし確実です。

 

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