微妙な副業

サラリーマンの副業禁止はガン無視すべき|トラブル回避の全知識

・サラリーマンの副業禁止って法的にはどうなの?

・副業禁止の会社で副業したら最悪クビになる?

・副業禁止の会社でバレずに副業するにはどうしたらいい?

 

こんな人に向けた記事です。

筆者の僕は、副業禁止が当たり前だった2012年から副業禁止をガン無視して、副業リーマン6年でサラリーマンを卒業しました。

 

2018年に国が副業を推進し始めたにも関わらず、いまだに副業禁止を謳う会社が結構多いです。

とはいえ、周りは結構副業し始めているし既に稼いでいる人もいる、自分も収入面を考えたら本当はやりたいんだけど、会社がなぁ…。と思っていませんか?

 

本記事では「就業規則の副業禁止はどこまで効力があるのか?」「トラブルにならない抜け道は無いのか?」などを解説します。

【必読】サラリーマンの副業禁止はガン無視すべき「決定的な理由」3つ

今の状況下で「副業禁止」に従順なサラリーマンは、近い将来ほぼ確実にオワコンになっていくと思います。

冒頭からキツめの言い方ですいません…でも割と事実です。

なぜなら、副業サラリーマンの市場価値が上がって競争に勝てなくなり、個人で稼ぐ力も無いからです。

 

以下で具体的な理由を3つ解説します。自分の身を守るための情報なので、ぜひ熟読していただけたら。

理由①:世の中のトレンドは完全に副業推奨だから

決定的なのは、国が副業を全面的に推進していること。

いち企業がなんと言っていようが、この大きな世の中の流れは絶対に止まりません。

なぜなら、人口減少が止まらず、働き手が減り、税収も減り続けているので、具体的で有効な打開策を必要としているからです。

コロナショックの給付金や企業支援でさらに財政が逼迫しているので、この流れはさらに加速していくはずです。

補足:「副業解禁」がなんで国にとっての打開策なの?

副業解禁で1人が2つ以上の仕事ができるようになると、国には多大なメリットがあります。

  • 各業界、各企業の人手不足が軽減される
  • 個人と企業の稼ぎが増えれば徴収できる税金が増える
  • 副業で個人がスキルを高めれば、失業率を下げられる

本記事の内容からは逸れるので詳細は割愛しますが、こんなに一気に諸問題を解決できる方法は「副業解禁」以外に無いと思います。

理由②:副業禁止を守ってもあなたを守ってはくれないから

悲しいですがこれも決定的な事実です。

あなたがどんなに誠実に規則を守ったとしても、会社の状況が変わればあっさり減給・解雇でして、会社はあなたの生活を保証してはくれません。(というか、できません)

薄々わかってはいたことですが、コロナショックで一気に顕在化しましたよね。

 

会社一筋だった人が突然解雇されたら、自分で稼ぐスキルも無いので完全に行き場を失ってしまいます。なので、個人で生活基盤を安定させようと思うなら副業は必須です。

理由③:法律では「副業禁止」が違法だから

たとえ会社の就業規則で副業を禁止していても、法律では「職業選択の自由」が定められているので、副業を完全に禁止することはできません。

労働関連の法律でも副業禁止に関する規定はまったくありません。

就業時間中は会社の指示命令に従う義務がありますが、それ以外の時間を何に使おうが完全に個人の自由です。

すでに「副業すべきか否か」に悩む状況ではない

今は「副業をすべきか否か」というステージは終わりかけていて、今は「いかに質の良い副業をするか」というステージに移行しています。

実際に副業人口は2018年時点で700万人を超えていて、副業で培ったスキルを本業に活かす副業サラリーマンがどんどん増えていますので。

 

※副業の経済規模と副業従事者の人口推移、単位は100億円。
出典:ランサーズ「フリーランス実態調査」

【例外】公務員の副業は法律で禁止されている

公務員は国家公務員法・地方公務員法で副業が禁止されています。

違反した場合は免職・減給などの処罰対象になる可能性が高いです。

ただし、許可を取れば可能な副業もある

下記は許可が降りればOKとされています。

  • 小規模の農林水産業
  • 一定規模以下の不動産業
  • 一部の資産運用

僕の友人に、副業をするために民間企業に転職した人がいますが、割とアリな判断だったと思います。結果的に公務員時代よりかなり収入が増えているので。

 

サラリーマンの副業禁止「ボーダーライン」はどこ?

「いくら副業禁止が違法と言っても、クビにされたら終わりやん!」と思いますよね。僕も最初はビクビクしながら副業やってました。

なので以下では、副業のボーダーラインについてまとめます。

そもそも「副業」の定義は?

結論は「かなり曖昧」です。

「他の会社と雇用契約を結んじゃダメ」みたいな定義の会社もあるし、「これが副業?」みたいなものでもペナルティを受ける場合があります。

実際に「就業規則にどこまでの拘束力があるか」という部分で裁判になった例もありますが、判例も割れているようです。

これはアウト!罰則濃厚なケース5

副業をやった結果、以下の5つのケースになった場合はアウト濃厚です。

  1. 本業に支障をきたした
  2. 会社の信用を下げた
  3. 会社の機密を漏らした
  4. 本業で得た情報や人脈を副業に使った
  5. 同業他社の仕事をした

上記は限りなくアウトでして、程度によって減給・降格・懲戒のペナルティが課される可能性大です。

判断のポイントは「本業にどれくらい影響を与えたか」ですね。

会社にバレる可能性がある3パターン

ぶっちゃけ、よほどのことがない限り副業はバレません。

バレるとしたら以下の3パターンかなと。

  • 同僚から漏れる、密告される
  • SNS
  • 住民税

同僚は密告しなかったとしても、会社の飲み会で酔ってポロッと…なんてことは十分ありえます。

密告とSNSは以下の対策で完全に防げます。

  • どんなに仲が良くても同僚には言わない
  • SNSに一切書かない、または匿名アカウントを用意する

僕は本名がめちゃくちゃ珍しく特定されやすかったので、「仮面サラリーマン」というペンネームでTwitterやブログを運用していました。

なお、住民税からバレる理由と対策については以下の記事をどうぞ。

>> 住民税で会社バレする理由と対策

 

副業禁止のサラリーマンが失敗しない副業は2つだけ

サラリーマンがすべき副業は2つだけです。

  1. 専門性が身に付く副業
  2. 積み上げ方式(ストック型)の副業

上記は「自分で稼ぐスキル」に直結する上、収入が徐々に増えて楽になっていくからです。

具体的にどんな副業が上記に当てはまるのか、自分に合うものはどれなのかなどは、以下の記事に目を通してみてください。

>> 副業でサラリーマンを卒業できた僕が教える、おすすめ副業2つ

サラリーマンにおすすめしない失敗しやすい副業

逆に、「副業ランキング○選」などから選ぶのはおすすめしません。理由は2つ。

  • 紹介されている副業のほとんどが「時間の切り売り」だから
  • 自分で稼ぐスキルが身につかないから

時間の切り売りで収入を増やすには、稼働時間を増やすしかありません。

本業以外の少ない時間でやると、月収5万円くらいで時間的限界を迎えます。月収5万円の壁は大抵これが原因です。

 

おすすめしない副業の具体例と理由は以下の記事にまとめているので、除外対象を知っておきたいという方はあわせてどうぞ。

>> これだけはやめておけ!おすすめしない副業10選|理由も解説

 

【経験談】副業禁止でも本業と両立するコツ4つ

以下では、僕が6年副業リーマンをやった時に学んだコツをシェアします。

  1. 本業は要求以上にキッチリこなす
  2. 時間の確保に全力を尽くす
  3. 空き時間を活用する
  4. 副業のために転職する

順に具体的にやっていたことを書いてみます。

コツ①:本業は要求以上にキッチリこなす

慣れるまで頭の切り替えに苦労しましたが、副業を始めてからの方が本業を頑張った気がします。「会社や上司の要求以上に」というのがポイントです。

これは最初の会社でTOP営業マンになった時に、会社や上司から仕事のやり方についてほとんど干渉されなくなった経験があったからで、実際最も効果的でした。

 

副業をするために早く帰りたかったので、本業の効率化に全力を尽くしたところ、定時で帰れるようになり、昇給昇進し、副業も捗るという無双モードになりました。

ガチで本業に取り組むのは、副産物が多くておすすめです。

コツ②:時間の確保に全力を尽くす

以下のようなことをやっていました。

  • 退勤後は副業に直行
  • 会社の飲み会は9割行かない
  • 土日はほぼ全部副業
  • 副業のために半休・有給を使う

どう時間を捻出して副業を継続するかがキモなので、色々工夫してました。

コツ③:空き時間を活用する

上記に加えて、以下のようなこともしていました。

  • 通勤中聞いていた音楽を音声学習に置き換え
  • TVは動画学習に置き換え

「忙しくて時間がない」という人が結構多い気がしますが、24時間本業をやっているわけじゃないので、時間はあります。

コツ④:副業のために転職する

僕は副業のために2回転職しましたが、これもめちゃくちゃ効果的でした。

副業のことは伏せて、転職エージェントに以下のオーダーをしました。

  • 勤務地は渋谷限定
  • 給料は変わらずかUP
  • 完全週休2日制、土日休み
  • 年間休日120日以上
  • 月の残業20時間以内
  • インフラ系か上場企業

上記は全部、副業をやりやすくするための条件です。

最後の条件は、独立までの間に本業が安定していてほしかったからです。不安定なビジネスモデルやベンチャーだと副業に支障が出るので。

 

無事に希望通りの条件で転職できて、一気に副業が捗るようになりました。結局サラリーマン卒業までこの会社のお世話になりました。

以下も合わせてチェックするとイメージが湧くかなと。1分くらいで読み終わります。

>> 副業サラリーマンは「転職」で加速する

 

また、この時の経験も含めて以下の記事に転職ノウハウなどをまとめているので、転職も選択肢に入るなら目を通しておきましょう。

副業前提の転職は恩恵がデカいので、個人的にはかなりおすすめです。

>> 4回の転職でわかった!おすすめ転職サイトと転職エージェント

 

ストイックに見えるかもですが、僕は「給料に代わる収入を確保して会社を辞めること」を目標に副業をやっていたので、このくらいやる必要がありました。

とはいえ、それが功を奏してちゃんと会社を辞められたので、間違ってなかったなと思っています。

 

サラリーマンが副業で月5万円以上を稼ぐコツ4つ

もう一歩進んで、ちゃんと利益を出しつつ5万円の壁を超えるコツです。

  1. 長期的に発展性がある副業を選ぶ
  2. 3〜6ヶ月やって適正を判断する
  3. 稼いだお金はできる限り投資する
  4. 情報管理を工夫する

上記の通り。サクサク解説します。

コツ①:長期的に発展性がある副業を選ぶ

これはここまでにお伝えしてきた通り。

稼げる期間が短かったり、手を止めた瞬間収入が0になったり、専門性が身に付いていない感じだと、せっかくの副業がただのバイトレベルになってしまうので。

もし長期的にコンスタントに稼ぐ目的で副業をやるなら、以下の記事には必ず目を通しましょう。やることも動き方も変わるはずです。

>> 副業でサラリーマンを卒業できた僕が教える、おすすめ副業2つ

コツ②:3〜6ヶ月やって適正を判断する

条件に合う副業を選んだら、実際にやってみましょう。

何を始めるにしても最初が一番大変なので、その時に辞めないのがポイントです。

うまくいかなかったとしても、「慣れていない」場合と「適正に合わない」場合があって、ある程度の期間やらないとその見極めができないので。

結果が出る出ないより、しんどくないか、楽しめているかの方が重要です。

楽しめていれば続けられるし、続けていればそのうち結果も付いてきますので。

逆に、慣れても作業が苦痛な場合は適正に合ってない可能性が高いので、次の副業を試しに行っていいと思います。

コツ③:稼いだお金はできる限り投資する

これは本当に重要なコツです。

稼いだお金を生活水準を上げることや、欲しかったものを買うなどに使うのはもう少し我慢した方がいいです。

なぜなら、そうした方が後々使えるお金が増えるからです。

投機ではなく投資です。くれぐれも間違えないように。

取り組んでいる副業に使う道具やツールを買ったり、グレードアップするといった設備投資も良いですし、投資商品に積み立てるのも良いです。

使った金額以上に収入が見込めるものにお金を使いましょう。これを繰り返せば収入が増える速度が上がります。

コツ④:情報管理を工夫する

本業と副業で考えることがガラッと変わる場合、ごっちゃにならないように情報管理することが重要になってきます。

仕事が1つの時よりも、覚えることもタスクも大幅に増えるはずなので。

うまい例が思い浮かばないんですが、「あー頭パンクしそう」となったり、本業や副業でミスが増えて来たら情報管理を工夫すべき時期です。

情報管理はEvernoteが神すぎる

ちなみに僕はEvernoteで管理してまして、本業と副業をうまく両立できたのはこれによるところがかなり大きかったです。

工夫している内にかなりEvernoteを使いこなせるようになったのでタイムチケットを発行したところ、購入者からも驚くほど好評で評価は100%でした。笑

>> 絶対マネしたくなるEvernote活用術、教えます!

 

「副業禁止」はオワコン。
サラリーマンは副業でこそ差をつけろ!

ということで、副業禁止はガン無視すべき理由と、その後の流れでした。

最後にもう一度要点をまとめます。

ということで、本記事の内容を実践すると個人でコンスタントに稼げるスキルが身に付き、キャリアの幅も広がり、収入が安定してきます。

ぶっちゃけ、この辺りのことを理解して実践できれば、人生は割とヌルゲーになってきますよ。

 

副業禁止はマジでオワコンなので、ガン無視するかさっさと転職して新たなキャリアを歩みましょう。

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