やってみた

【体験談】スマイルゼミは最悪?我が家では神ツールだった模様

・スマイルゼミを検討してるけど、実際どうなの?

・スマイルゼミの悪い評判を聞くけど、大丈夫?

・実際に使っている人の体験談を聞いてみたい

 

こんな人に向けた記事です。

 

筆者の僕は3児のパパ、小学3年生の長男の勉強嫌いに夫婦揃って手を焼いていました。

先に結論3

  1. スマイルゼミ導入は予想を上回る大成功だった
  2. 子どもによって当然「合う合わない」がある
  3. 実際にやってみないとわからない

なので、「まずはやってみて適正を見る」でいいと思います。

 

ということで本記事では、我が家の「導入前後の変化」「料金体系」「ネット上の悪評と我が家の比較」などをレビューします。

【体験談】スマイルゼミ導入前後の変化|むしろ導入前が最悪だった話

年齢相応なのかもですが、長男は勉強が嫌いなタイプです。

スマイルゼミ導入前の状況

我が家はぶっちゃけ、学校での成績にそこまで重きを置いていません。

どちらかというと「何かをコツコツやる習慣を身に付ける」だったり、「上達する楽しさ」などを体感してほしいという方針です。

 

とはいえ、さすがにやらなすぎです…。

  • 自発的に勉強することはほぼない
  • 催促してもやり始めるまでに小一時間
  • 集中力皆無なのでニアミスの嵐
  • 回答が間違っていると地団駄を踏んでブチギレ
  • 点数が低くてもまったく気にしない
  • 「勉強してくる!」と自室に行って2時間遊んで勉強してない
  • 段々強く言わないとやらなくなる悪循環

こんな感じで、声がけや丸付けをするこっちもシンドイし、良いやり方だとも思っていませんでした。

 

「やらせる」よりも「やりたい」が大事

言うまでもないですが、上記が理想ですし、現実にしたいと思っていました。

厳しいルールを設けたり、強く言えばやらせることはできると思います。

ですが、「言われたことをやる」「ルールだからやる」というメンタルは底辺社会人の典型です。

子どものうちからそんな悪習慣は付けたくないんですよね。

 

本当の目的は成績を上げることではなく、「自発的に動き、自分の頭で考え、コツコツ努力するスキル」だと思っています。

長い目で見ると、どんな職業に就くとしても将来必要になるはずなので。

 

とはいえ、「楽しんで自発的に勉強するように」という仕組みがうまく作れずにいました。

ごめんよ息子…これは親の不徳の致すところです。

我が家がスマイルゼミを選んだ理由

理由は単純でした。

  • タブレットやゲームが好きだから
  • シェア率が高かったから
  • 周りにも利用者がそこそこいたから

「楽しければ自発的にやるはず」ということで単純に好きそうだから。

そして、シェア率が高いという時点である程度の品質は担保できているし、周囲と共通の話題にもなりますよね。

導入後の変化:文句なしの大成功

結果から言うと大成功で、初日から感動しました。

  • 算数20問やって44点(合格ラインは80点)
  • ※いつもならここでアッサリ諦める
  • 「え!悔しい!笑」と言ってすぐ2周目、76点
  • 「あとちょっと!」と言ってすぐ3周目、100点

息子よ…すごいじゃないか…!

伝わりますかねこれ。元々はこれですよ…

  • 自発的に勉強することはほぼない
  • 回答が間違っていると地団駄を踏んでブチギレ
  • 点数が低くてもまったく気にしない

まず上記が解決。

 

以後、「楽しいわ!」と言って毎朝起きたら最初にやることがスマイルゼミでの勉強になったので、

  • 催促してもやり始めるまでに小一時間
  • 段々強く言わないとやらなくなる悪循環

これも解決ですね。

事実:スマイルゼミで子供との関係が良くなった

総合的に、これが一番嬉しかったことかも。

  • 「やったの?」「いつやるの?」「いい加減やりなさい!」の三段活用
  • 丸付け中に間違っている問題を見てブチギレ、なだめる
  • なだめつつヒントを与えてもブチギレて聞いてない、こっちもイライラ
  • 長男もイライラが溜まってきて正答率がどんどん下がる

上記のようなやり取りがほぼ無くなりました。

イライラしたやり取りが無くなり、やったことを褒め、息子は今日やった勉強とゲームアプリの感想を述べる。笑って話す時間が相当増えました。

スマイルゼミ神すぎる。

 

どんな流れで学習しているのか、何が長男のやる気を掻き立てたのかを分析してみました。

 

【体験談】スマイルゼミを導入してみて「ココがよかった」

簡単解説:スマイルゼミの学習の流れ

ざっくりですが、以下のような感じです。

  1. 学習する科目を選ぶ
  2. 問題を解く
  3. 得点に応じて★(スター)が貯まる
  4. ★が貯まった状態で勉強終了の連絡
  5. ★の数に応じてゲームやアバターで遊べる

「楽しめる仕掛けで勉強する習慣が付くように」と設計されていると思いますが、よく考えられているなと思います。

 

我が家で実感した良かった点は以下の7つです。

  1. アプリのタイムラインが便利
  2. ITやデバイスに慣れる
  3. 間違っても怒らなくなった
  4. 反復練習するようになった
  5. 慎重に問題を解くようになった
  6. 漢字の読み書きがメキメキ上達
  7. 丸付けの手間が無くなりストレスフリー

他の悩みが解決した様子を引用しつつ、サクサク解説します。

良かった点①:アプリのタイムラインが便利

実際の画面が以下。

  • どの講座をやったかがわかる
  • 開始時間と終了時間がわかる
  • LINEのようなコミュニケーションが取れる

これにより、リアルタイムで褒めてあげられるようになり、

  • 「勉強してくる!」と自室に行って2時間遊んで勉強してない

これが解決しました。

良かった点②:ITやデバイスに慣れる

大人の世界でもLINEでのコミュニケーションが主流になりましたよね。

デバイスの使い方、スタンプの概念、写真を撮って相手とシェアするといった、ITコミュニケーションが教えなくても自然に身に付くのはいいな、と思ってます。

 

2020年7月26日追記

ちょっと感動したので追記。

  • 理科でサナギの羽化が動画で再生されてた
  • 英語の発音がカラオケの採点機能みたいに教えてくれる
  • ライティング・ヒアリング・リスニング、満遍なく学習できてる

ITデバイスなので当たり前っちゃ当たり前ですが、教科書と塾しか経験のない僕は「動いて喋る教科書やん!教科書の中に喋る先生がおる!!」みたいに感動してます。笑

良かった点③:間違っても怒らなくなった

回答した瞬間に正誤やサポートコメントが入るので、「あー!そうだったわ!」と素直に再チャレンジするようになりました。

  • 回答が間違っていると地団駄を踏んでブチギレ

この悩みが解決です。

あまりにも疲れてる時は相変わらずキレながらやってますけどね。笑

良かった点④:反復練習するようになった

「高得点を取る→★がもらえる→ゲームできる時間が増える」という仕組みなので、★を集めるために何度もやり直すようになりました。

曖昧に覚えていた部分がどんどん身に付いているのがハッキリわかります。

良かった点⑤:慎重に問題を解くようになった

長男はとにかく★をゲットしたい。そのためにはニアミスを無くして高得点を取る必要があり、じっくり取り組むようになりました。

ここでも以下の悩みが解決しました。

  • 集中力皆無なのでニアミスの嵐

長男はスマイルゼミ制作側の策略に見事にハマりましたね。

とはいえ、達成感や解ける喜びみたいなものも感じてるようなのでOKです。

良かった点⑥:漢字の読み書きがメキメキ上達

自分が書いた漢字と正しい書き順を並べて再生してくれるので、どこが間違っているのか一目瞭然です。

また、字体が適当過ぎると点数すらもらえない上、治すべき点をハイライトで教えてくれるので、納得しながら楽しく漢字を書いています。

良かった点⑦:丸付けの手間が無くなりストレスフリー

「丸付け→やり直し→丸付け→やり直し」という断続的な作業が無くなり、めちゃくちゃストレスが減りました。

実際は「丸付け→ブチギレ→15分くらいゴネてやり直し→また間違う→ブチギレ」みたいな不毛なやり取りが1時間以上続いていたので。

 

また、僕ら両親の手が空いていないと、「30分くらい待っている間にYouTube→丸付け→勉強モードがOFFになっている」みたいなこともよくありました。

その場で正誤やヒントがわかるので、最後まで集中力が切れずに、自己完結でやれるようになりました。

余談:毎日コツコツ勉強する習慣は付いたけど…

学校の宿題は相変わらず言われないとやりません…。

楽しいことはやる、つまらないことはやらない、完全に僕に似ました。

全部が全部うまくはいきませんが、「毎日コツコツ努力する」という習慣が付いてきたのでOKです。

大人になってもそうですが、楽しいと「努力してる感」薄いんですよね。

 

【体験談】スマイルゼミは最悪?悪評8つと我が家の実態を比較してみた

ネット上には割とたくさん悪評もありました。

それだけユーザーが多いということでもありますが、ググって出てきた悪評が以下の9つ。

  1. 通信障害が起こる
  2. タブレット代金が高い
  3. タブレットの感度はいまいち?
  4. 解約が手間
  5. 問題の難易度が低い?
  6. 子供がゲームばかりする
  7. 遡り学習ができない?
  8. 料金が高い・複雑

参考までに「噂と実際」の比較をしてみました。

比較①:通信障害が起こる

すいません、執筆時点では未経験なので何とも言えません。

比較②:タブレット代金が高い

定価で買うと39,800円らしいので確かに高いと感じますが、条件を満たすと9,980円になります。

学習以外の機能も付いてるし、性能面を見ても僕は全く高いと思いませんでした。

※料金体系は次項で掘り下げます。

比較③:タブレットの感度はいまいち?

今のところ全くストレスは感じません。

低学年とかだとガンガンやっちゃって感度が悪くなることはあるかもです。

比較④:解約が手間

電話じゃないと解約できないとのことですが、悪意を感じるほどじゃないです。

解約に手間がかかるのは教材以外でも割と普通のことかなと思います。

比較⑤:問題の難易度が低い?

そもそも万人受けするように作ってあり、基礎からしっかり学んでいくというコンセプトだったはず。

当たり前ですが子どもの学力には個人差があるので、合わなければ辞めればいいだけです。

比較⑥:子供がゲームばかりする

一生懸命問題を解いたご褒美なのでゲームすること自体は別にいいと思いますが、これはちょっと同感です。

ゲームをやるための★が割と貯まりやすく、翌日以降に繰り越せてしまうんですよね。

ネット上の管理画面から1日のゲーム時間を設定できますが、★が残っていれば翌日全く勉強しなくてもゲームで遊べてしまいます。

 

補足:★を消費してできること

★3つ集めるとゲームなどの遊びコンテンツにアクセスできるようになり、課題1つ満点取ると一気に★3つもらえることも。

  • ゲーム:★1つにつき3分遊べる
  • アバターの服などと交換
  • 壁紙と交換
  • イベント参加に★を消費

などなど、★を使う場面は色々あるので、ゲーム以外の使い道を教えてあげると良さそう。

そして、対戦ゲームに付き合ってあげると喜んで★を消費してます。

 

2020年7月26日追記

最初は「ゲームを目的に勉強を頑張る」という感じでしたが、ゲームにちょっと飽きてきたころには「毎日スマゼミで勉強する」という習慣がついていました。

習慣化できれば努力感も苦痛も無くなるのは大人も子供も一緒ですよね。

なので、「ゲームは習慣化までのツール」くらいに思っておいて、目くじらを立てなくても大丈夫かなと思います。

比較⑧:遡り学習ができない?

結論、お金を払って受講した分はいつでも遡れます。

我が家は3ヶ月前の分から支払ったので、最初から3ヶ月分の課題がどれでもできる状態でスタートしています。

比較⑨:料金が高い・複雑

これは主観なので何をもって高いと感じるかは個人差があると思います。

約2週間のお試し期間があるので、実際に使ってみて内容と料金を比べてみるのが確実。

ちなみに、内容が同程度の他社教材と比較するとむしろ安い方だったりするので、次項でちょっと掘り下げます。

 

スマイルゼミと他教材の料金体系比較

費用面を調べてまとめました。

費用は4種類

  1. 月会費:学年によって違う
  2. タブレット本体代:9,980円〜39,800円
  3. タブレット安心サービス:3,600円/年
  4. 故障時の交換費用:6,000円

④は故障した場合のみ、③に加入している場合の金額です。

ちょっと補足しますね。

 

月会費:小学生は他教材より安め

他のメジャー教材「進研ゼミ」「Z会」と比較してみた結果が以下。

  スマイルゼミ 進研ゼミ Z会
小学1年生 2,980円 2,980円 3,927円
小学2年生 3,200円 2,980円 4,301円
小学3年生 3,800円 3,740円 5,068円
小学4年生 4,400円 4,430円 6,004円
小学5年生 5,200円 5,320円 8,140円
小学6年生 5,700円 5,730円 8,370円

 

進研ゼミとほぼ一緒、Z会よりかなり安いですよね。

 

タブレット本体代

  • 定価だと39,800円
  • 1年以上継続利用、会費一括払いにすると9,980円

上記の通り。会費の一括払いは最低半年からです。

分割払いもできますが、一括の方が1,780円安くなります。

  • タブレット一括:9,980円
  • タブレット分割:980円✕12回=11,760円

 

疑問:試しに使ってみたい場合は?

1年継続はシンドイと思うので、お試し期間中に判断する感じになりますね。

お試し期間は契約開始から約2週間、合わないなと判断した場合は全額返金されるようなので。

 

タブレット安心サービス

ようするに故障時の保険です。

  • 未加入:39,800円で新品交換
  • 加入:6,000円で新品交換(年間3,600円の保険料がかかる)

我が家は長男が3年生で3歳の妹と2歳の弟がいまして、かなりデンジャーなので加入しておきました。

結論:一括払いがかなり安い

小学1年生の場合、支払い方法で以下のような違いがあります。

  • 毎月払い:3,600円/月 = 43,200円/年
  • 6ヶ月一括払い:3,200円/月 = 38,400円/年
  • 12ヶ月一括払い:2,980円/月 = 35,760円/年

毎月払いと12ヶ月一括払いの差は7,440円ですね。

参考:我が家の初期費用

※コロナ明けで7月からのスタートだったので、4月分から余分に支払ってます。

一括払いなので一見高く見えますが、月額換算すると…

  • 月会費4,200円+安心サポート300円=4,500円
  • これに9,980円でタブレットを購入

上記の通り。

我が家にとってはメリットが多大だったので、「安い」と感じています。

事実:完璧なツールなんて存在しない

当たり前ですが、完璧なツールなんて存在しません。

  • 一人ひとり合う学習方法が違う
  • 一人ひとり導入時の学力や理解度が違う

上記の通り。

より完璧な教育を目指したかったらそもそも通信教育なんて選ばずに、家庭教師を付けるべきです。

事実:結局、やってみないとわからない

説教のようで申し訳ないですが…子どもに合うか合わないかを、親の先入観で勝手に決めるべきじゃないかなと思います。

親としてはよくわかっているつもりでも、意外な一面を見せてくれるのが子どもですので。

 

余談:食わず嫌いは頭でっかちになる

僕は「○○らしいからやめておきなさい」という親に育てられ、社会人になってからもしばらく食わず嫌いで物事を判断する大人になっていました。

今になって思うと、未経験のことを評論する僕はとても滑稽だったと思うし、「やってみたら思っていたのと全然違った」という体験の連続でした。

❌ 考えて考えて、結局やらない

⭕ やってみてから、考える

後者の自分になってから人生が好転したのは間違い無いので、ぜひ僕の屍を超えていってください。

 

ということで、少し長くなってしまいましたが我が家のスマイルゼミレビューでした。

僕の記事もですが、ネットの評判は所詮「他人の主観」ですので、あなたとお子さん自身で体験して、合う合わないを判断されるのが一番失敗しない選び方だと思います。

とりあえず資料請求してみて、興味が湧いたらお試し期間で体験してみるといいですよ。

>> スマイルゼミ公式サイト

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