キャリア・職業

【元人事部】無断欠勤は解雇になる?対処法と理由をまとめとく


・勢いで無断欠勤しちゃったけど、解雇になるの?

・無断欠勤したときに会社になんて言えばいいの?

・もう辞めるつもりで無断欠勤したけど、これってヤバい?

 

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

・無断欠勤は解雇になるの? → いきなり解雇はなかなかできません

・無断欠勤してしまった場合の対処法、会社への理由

・無断欠勤のしたまま退職 → 思わぬ落とし穴があるのでやめておきましょう

 

この記事の信頼性

筆者の僕は合計4社で人事部長を務めてきて、自分の部署だけでなく、他の部署での無断欠勤についても、法的根拠や判例などを参考にしながら数多く対応してきました。

その経験から、無断欠勤で不安な点を解説していきます。

まえがき

実は僕も人事部に配属される前は「無断系」をやったことがあるので、気持ちは痛いほどわかります。
これが良くないことなんて百も承知ですよね。頭でいくらわかっていても、どうしても立て直せない時がある。だって、にんげんだもの。(みつを)

 

その一方で、人事部員になった後はこの「無断系」が辿る末路も見てきました。
この記事では、「無断欠勤や無断退職がいかに悪いことか」や「それをしないためのアプローチ」ではなく、「やってしまった後の対処法」と「知らずに被っている悪影響」について解説していきます。

 

無断欠勤は解雇? → いきなり解雇はなかなかできません

一番心配なのは恐らくこれだと思いますが、常習犯やよほど悪質でない限りはとりあえず大丈夫です。正社員でもパートでも、雇用形態は関係ありません。

 

なぜなら、労働基準法で簡単に解雇にできないこんなルールがあるからです。

【労働基準法第20条】
少なくとも30日以上前に解雇予告をするか、平均賃金の30日分以上に当たる解雇予告手当を支払う必要がある

 

例外:このルールを知らないオワコン会社も存在する

「人事機能=社長」みたいな中小零細企業であれば、このルールを知らずにいきなり解雇連絡をしてくるケースもありますが、その場合は「不当な解雇だ!撤回するか予告手当払え!」と 逆ギレ 主張することができます。

クビにならないなら、どうなる?

いきなり解雇にはできないので、「解雇予告通知」をするのが一般的です。これは「期日までに連絡が付かなかったら、就業規則に則って解雇手続きするよー」というものです。
すぐ解雇にならないというだけで首の皮一枚の状態なので、早めに連絡しておきましょう。

 

無断欠勤してしまった場合の対処法

恐らくこの記事を読んでいるのは、すでに無断欠勤しちゃった人だと思うので、対処法をまとめておきます。

無断欠勤してしまった場合は? → できるだけ早く上司に連絡しよう

後述しますが、放っておくメリットは残念ながら皆無です。気が進まないとは思いますが、最悪メールでもいいので連絡はしておきましょう。

無断欠勤の理由はどう説明する? → 嘘や言い訳は極力避けよう

急病や事故などで連絡を取りようがなかった場合は、そのまま伝えればOK。問題はそれ以外の理由で無断欠勤してしまった場合ですが、これはケースバイケースなので分けて解説します。

出勤できる状態になったら直接行って謝ろう

気持ち的に追い詰められて思わず無断欠勤してしまった場合、気持ちが落ち着いてからでいいので直接職場に行って謝りましょう。
勇気のいることですが、他のメンバーに多大な迷惑をかけているのは間違いないし、電話やメールで済まそうとするとかえって反感を買ってしまいます。

 

ケース別:無断欠勤した時の会社への理由

「ただの寝坊」の場合

寝坊してしまったとは言うに言えず、結果的に無断欠勤になってしまうこともあります。
さすがにそのまま言うのは色々ヤバいと思うので「具合が悪くてどうしても連絡できなかった」とでも言っておきましょう…。

「仕事のミス」や「人間関係に悩んでいる」場合

この場合は正直に話すのが一番良いです。
無断欠勤してしまったことについては丁寧に謝るとして、そうなってしまった原因を一緒に解決してもらえないか相談するのが得策です。

 

聞く耳を持たないクレイジー上司の場合は、さらにその上司に相談しましょう。摩擦は起きるかもしれませんが、そのままにしておいたらきっとまた休みたくなってしまいます。

 

退職するつもりで無断欠勤 → 思わぬ落とし穴があるのでやめておこう

無断欠勤からの無断退職コンボは、最終手段としてもマジでやめておいた方がいいです。
なぜなら、転職活動のときに内定取り消しになるリスクがあるから。

転職のときに前職の勤務態度を調べることがある

これは僕も実際にやっていたことですが、内定後にその人の前職の会社に問い合わせて、在職中の勤務態度などを調べることがあります。

 

実際、内定寸前でこの前職の会社からの情報が決め手となって、不採用としたこともあります。どんなに面接の印象が良くても、過去の不義理は全てを覆すほどの破壊力があるのです。

 

しかも不採用の時には本人に明確な理由は伝えないものなので、本人は「理由はわからないけど一向に内定が出ない」という状態に陥ります。
まさかあの時の「無断欠勤・無断退職」がこんなところで影響しているとは夢にも思わないでしょう。

どうしても退職連絡ができない場合

「退職代行」の利用を検討しましょう。
「人間関係に悩んで退職すら切り出せない」という人は年々増えているようで、ここ数年で利用者が急増しています。

 

退職代行とは?文字通り、あなたの代わりに代行会社が退職連絡や手続きをしてくれるというもの。
費用はかかってしまいますが、今日から退職するまでの間、一度も会社の人と接触することなく、経歴に傷を付けることなくスムーズに退職できるというのが特徴です。

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まとめ:無断欠勤は早めの対処を

 

ということで、「無断欠勤」について解説してきました。
無断欠勤した直後はメンタルか体に緊急事態が起きているケースがほとんどで、我に返ったときにめちゃくちゃ焦ってしまうものです。

 

気が動転したまま対処してしまうと、余計な嘘をついてしまったり、謝り方を間違えて反感を買ったりとカオスになりがちです。

 

この記事が事態解決の参考になれば幸いです。

 

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