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【体験談】サラリーマンは辞めるべき|辞めて良かったこと44選

・サラリーマン辞めたいけど、不安だらけで踏み出せない…

・サラリーマン辞めたいけど、他にやりたいことがあるわけでもないし…

・サラリーマン辞めたいけど、現実問題辞められない

・実際サラリーマンを辞めた人の体験談を聞いてみたい

 

こんな人に向けた記事です。

 

筆者の僕は、5回の転職を経て2018年にサラリーマンを辞めてフリーランスになり、翌年法人化して代表取締役をやっています。

 

サラリーマン5年目くらいから「一生サラリーマンはいろんな意味で無理」という想いが年々強くなりつつも、どうしたらいいかわからずひたすら我慢しながら働いていました。

紆余曲折ありましたが、副業歴6年目で収入が給料を超えたので、悲願の脱サラを果たしましたという経緯です。ちなみに僕含め5人家族です。

参考:インデペンデンス・デイ|最終出勤日に書いたこと

 

辞める前は怖くて仕方なかったんですが、いざ辞めてみたら「なんであんなに怖がってたんだろう?」というくらい平和に暮らしています。

ぶっちゃけ、脱サラを夢見ていた頃よりも現実は遥かに幸せでした。

 

そんな経験から、本記事ではサラリーマンを辞めて良かったことをピックアップしてみました。

経験上、「得られるモノ」を見ていた方が行動を起こせましたし、継続するモチベーションにも繋がったので、「サラリーマン辞めたいけど辞められない」という人の背中を押せたらと思います。

サラリーマン辞めて良かったこと:メンタル編

①:自分らしく生きられるようになった

これが一番大きい気がします。

あらゆる場面で自分にウソを付かなくてよくなった。

面接官、上司、同僚、取引先…いろんな人の目を気にして「こうあるべき」という姿を演じるストレスは、長年かけて蓄積されていたんだな、と気付きました。

②:自分の考えを正直に言えるようになった

サラリーマンのころは「これは言うべきじゃないな」とか「言ったらシャレにならん」ということがたくさんありました。

今は全ての発言は自分の責任で完結できるので、リアルでもWeb上でも思ったことをそのまま言えるようになりました。

③:ストレスがほぼ無くなった

今ストレスに感じていること。

  • 小学生の長男が1ミリも言うことを聞かない
  • 3歳の長女、2歳の次男が死ぬほどいたずら盛り

平和過ぎワロタ。

日頃感じていたストレスはほぼ全部、会社に紐付いたものだったようです。

④:仕事の愚痴を言わなくなった

恥ずかしすぎる話ですが、誰かにやらされる仕事は文句が出まくりでしたが、今は自分の意思で仕事をしています。

うまく行かないことの方が多いですが、自分で決めたことをやっているだけなので納得しつつ反省し、次に向かうだけです。

粗探しや愚痴に使う時間を、前に進むために使えるようになりました。

⑤:他人を優先できる余裕ができた

自由に使える時間が貴重だったので、心が貧しかったなぁと。

見知らぬ他人にもそういった気持ちを向けられるようになったのは自分でも驚きで、そんな自分がちょっと好きになりました。笑

⑥:何かに追われる恐怖がなくなった

時間、ノルマ、期限、他人に決められたもの(一応自分で決めたという体裁が取られているのが厄介)だったので、常に色々なものに追われていた気がします。

最終出勤日を終えた瞬間に感じたなんとも言えない開放感は、こういったものから開放されたからだったのかも。

 

サラリーマン辞めて良かったこと:人間関係編

⑦:家族と過ごせる時間が圧倒的に増えた

サラリーマンのころは育児は嫁さんにほぼ任せきり、自分が帰ってきたら子どもたちは寝ているのが普通でした。

ちょっと長い休みで帰省しても、自分だけ先に飛行機で戻って仕事、みたいな生活。今思い出してもしんどかったです…。

今は一緒に居ない日の方が珍しくなり、嫁さんや子どもたちとしょっちゅう一緒に出かけられるようになりました。

⑧:子どもに「将来パパと同じ仕事をしたい」と言われるようになった

これはかなり嬉しかったです。

そう思ってくれたら子育ての半分は完了!と思っていたので。

ママと一緒にやってて楽しそう、コロナで売上が激減した、倒産したというニュースが流れていても、収入が逆に増えていたことが理由なんだそうです。

⑨:夫婦仲が良くなった

元々仲はいいんですが、サラリーマンと育児中心の嫁さんではなかなかお互いの話に共感し合えませんでした。当たり前ですね。

今は家事育児、ビジネスも一緒にやっているので、生活も仕事の共通の話題で盛り上がれる良きパートナーになれた気がします。

⑩:付き合う人を自分で選べるようになった

サラリーマンは上司、同僚、取引先、どれ一つ自分で選べなかったので、相性も何もあったもんじゃありませんでした。

今は新しい出会いを楽しみつつ、好きな人とだけ付き合っています。

⑪:敬意を払う相手を選べるようになった

尊敬していない人でも、何なら嫌いな人が相手でも、役職が上か取引先だったら無条件で敬意を払わなければならない自分が嫌でした。

今は心から尊敬できる人に、自分から進んで敬意を払って気持ちよく付き合えています。

⑫:媚びを売ることがなくなった

上記に近いですが、昇給昇格の面談では多少盛ってましたし、取引先ともなればなおさら。

「自分の気持ちにウソをついている」というのは自分が一番よくわかっているので、そういう意味でストレスでした。

今はそもそも媚びを売る相手がいません。

⑬:理不尽な人がいなくなった

なぜなら、そういう人とは距離を置くようにしているから。笑

付き合う相手を自由に選べる今、どうにもならない人と無理に付き合う理由がありません。

⑭:誘いを断ることがほぼなくなった

スケジュールの自由度が格段に上がったので、ほぼ相手の都合に合わせられるようになりました。

前なら「貴重な休日にそれをやる価値はあるか?」みたいなケチ臭い判断基準でしたが、今は未経験のことは何でもやってみようというスタンスです。

⑮:ドタキャンやリスケがほぼなくなった

ほとんどが突発的な仕事が原因だったので、相手に迷惑をかけることがほとんどなくなりました。気持ち的にかなり楽です。

⑯:友達の誕生日を祝えるようになった

当日祝えるようになり、プレゼントをケチらなくてよくなりました。笑

「誰かのために時間やお金が使える」というのも豊かさの一因な気がします。

⑰:親の誕生日を祝えるようになった

以前はプレゼントを送っていましたが、今は当日家族みんなで届けに行くようになりました。

⑱:親孝行ができるようになった

顔を見に行く、孫たちの顔を見せに行く、家電選びに付き合うなど、自分と嫁さん両方の親たちにかけられる時間が圧倒的に増えました。

副業を始めた時は難色を示していましたが、今では手の平クルリンパで喜んでいます。笑

 

サラリーマン辞めて良かったこと:日常生活編10

⑲:住む場所を自由に選べるようになった

通勤が無くなったので、純粋に住みたい場所に住めるようになりました。

⑳:体力をセーブしなくてよくなった

誰かと飲みに行くときも、夜な夜なYouTubeを観ているときも、スポーツをするときも、明日のことを気にしなくなりました。

「次の日ゆっくり休めばいい」という選択肢があるお陰で、その場その場を全力で生きられるようになった気がします。

㉑:目覚まし時計をかけなくなった

目覚ましをかけるときは、楽しみな予定があるときだけです。

こう言うと聞こえはいいですが、実際は結構子どもたちに叩き起こされます。笑

肌の状態や体調がかなり良くなりまして、睡眠の大切さを痛感しています。

㉒:冠婚葬祭以外でスーツを着ることがなくなった

大学生のころはスーツに憧れていましたが、何年も着ているとさすがに嫌になりました。

今は特別な時にしか着ませんが、サラリーマンのころのしんどかった記憶がフラッシュバックします。笑

㉓:混雑を避けて動けるようになった

サラリーマン時代はカレンダー通りの休みが多かったので、どこに行くときも混んでいるし交通費も高かったのが何気に不満でした。

今はピークを避けて旅行に行ったり、平日の昼間に買い物に行くようにしており、かなり快適です。

㉔:家事育児スキルが身に付いた

我が家は「予定が入っていない方が家事育児をやる」というスタイルなので、僕と嫁さんが4:6くらいの割合です。

㉕:通勤が無くなった

片道30分とすると、

  • 往復60分 ✕ 22日 =1,320分/月(55時間)
  • 55時間 ✕ 12ヶ月 = 660時間/年(27.5日)

これだけの時間を自由に使えるようになったと考えるとすごいですよね。

この時間を大事に使おうと日々意識しています。

㉖:昼寝ができるようになった

海外の企業が昼寝の時間を設けて生産性が上がったというニュースを見て、日本企業もやればいいのにと思っていました。

寝た方が頭が冴えて生産性が上がるのは本当でした。

㉗:無駄なお金を使わなくなった

主に飲み会ですね。

バカにならない金額だし、マジで無駄だなと思ってました。

㉘:キッチリ食事ができるようになった

仕事のスケジュールが押したり、突発的な業務が入って食事する時間がないということがよくありました。

今はその時の気分に合わせて好きなものを食べられるようになりました。

 

サラリーマン辞めて良かったこと:仕事編

㉙:努力が報われるようになった

サラリーマンの給料でありがちな不満は「不公平」ですよね。

  • 100仕事をして給料20万(1仕事あたり2,000円)
  • 50の仕事をして給料20万(1仕事あたり4,000円)

ようするに後者の方が仕事量が少ないのに、仕事あたりの単価が高いという謎の現象が起きます。なぜこんなおかしなことが起こるかというと、給料のルールが時給だからですね。

冷静に考えると、残業手当も謎のシステムですね。

  • 残業したら手当が入る=仕事が遅い人の方が収入が多くなる

誤解を恐れず言うなら、「仕事ができない人の方が優遇される」という仕組みです。

仕事ができる人ほど不公平に感じるのは当たり前の感覚かなと思います。

㉚:仕事が好きになった

自分の意思でやる仕事は楽しいです。

ずっと「働きたくない」と思ってましたが、「働かされたくない」が正解でした。

日によってはサラリーマンの頃より長時間仕事をしますが、全く苦にならないというか「働いている」という感覚が薄いです。

㉛:仕事とプライベートの区別が曖昧になった

うまく表現できないんですが、「仕事がプライベートに溶け込んでいる」という感じでして、気持ち的にはとても楽です。

㉜:ノルマがなくなった

人に課せられたら「ノルマ」、自分で課したら「目標」かなと思います。

自分で立てた目標を追いかけるのは、スポーツのようで楽しいです。

㉝:見張られることがなくなった

5社勤めた中で、オフィスに監視カメラがある会社がありました。

どんだけ従業員を疑ってるんですかねぇ…そんな関係と環境でベストパフォーマンスを出せる人材なんて皆無だと思います。

余談:トラックドライバーの監視体制がヤバい話

配車マン(たくさんの店舗への配送を管理する仕事)の友人から聞いた話によると、トラックドライバーさんは車内にカメラ、GPSで動きまで把握されているそうで「まるで動く牢屋」と言っていました…。

社員を信用していない会社は伸びないし、マトモな人が離れて腰掛け社員しか残らない泥舟なので、さっさと辞めましょう。

㉞:良いと思っていないものを勧めなくてよくなった

営業のころは自社商品、人事部のころは自社そのもの、どちらも心底気に入っていたわけではないので、後ろ髪を引かれる思いで仕方なく勧めていました。

それが仕事だったのでやってましたが、本心では相手に申し訳ないという罪悪感がありました。

㉟:一緒に仕事をする相手、お客さんを選べるようになった

サラリーマンはこれが選べませんよね。嫌いでも上司、どんなに理不尽でもお客様、合わせるのはいつも自分。

今は嫌いな人とは絶対に仕事しませんし、理不尽な人を顧客に持つと厄介なので相手にしません。笑

㊱:やりたい仕事だけできるようになった

やりたいと思ったことはすぐやるし、やってみて違ったら辞める。

気が進まない仕事だったら高単価でも断るので、常にコンディションが良いです。

㊲:自分の価値を感じられるようになった

サラリーマンは替えが利くし、お客さんも自分より会社に期待していたりするので、「これ、自分じゃなくても良くね?」という想いが常にありました。

今は自分の能力や知識、人間性が成果に直接影響するので、存在意義を感じられるようになりました。

㊳:無駄な作業が一切なくなった

押印、申請、稟議、手書き…全く不要とは思いませんが、無駄が多いですよね。

重なるとこういう作業だけで何時間も取られたりするので、生産性低すぎます。

㊴:臨機応変に動けるようになった

細かいルールが無くなったお陰で、その場その場で最適と思える行動ができるようになりました。

効率厨なので無駄が無いと本当に気持ちいいです。

㊵:必要なことだけ能動的に学べるようになった

その会社でしか役立たない知識、その仕事でしか使わない資格など、そもそも興味がないので苦痛で頭にも入りませんでした。

今は必要に応じて、興味があることを学ぶので、学習時間も身が入るようになりました。

㊶:コンディションに合わせて仕事ができるようになった

サラリーマンの出勤日はコンディションで選べません。

どうしても仕事したくない日に出勤、調子が良いのに休み、みたいなチグハグが結構多く、この辺りもフレキシブルにした方が生産性上がるのになーと妄想していました。

今はやならい日は全くやらない、調子が良い日は10時間以上やる感じで極端ですが、明らかに生産性は高いです。

㊷:無益な飲み会・会議・挨拶回りから開放された

一言で言うと「社交辞令から開放された」ということです。

繰り返しになりますが、「自分の心に反することをやる」「気持ちと態度がバラバラ」というのは精神衛生上マジで良くないなと。

㊸:接待をしなくてよくなった

そもそも「接待」という文化は時代遅れだし合理的じゃないと思っています。

接待の有無で取引内容が変わるのはおかしな話で、純粋に優れた商品やサービスを作って勝負すべき。

㊹:あらゆるハラスメントから開放された

パワハラ、モラハラ、アルハラ…されないように毅然とした態度でいるようにしていましたが、そういうの関係なく打ち込んでくる頭悪い人も多いんですよね。

マジで無駄な消耗なので、ハラスメント文化が横行している会社はとっとと辞めた方がいいです。

事実:普通になっただけ

ここまで書いてきて気付きましたが、どれも「本来なら普通のこと」ですね。

自分らしく、人間らしく、無理せず生きているだけ。

普通のことが普通にできなかった当時が異常だっただけでした。

幸せのハードル低すぎるかもですが、普通に生きれるって本当に幸せです。

 

番外編:サラリーマンを辞めて困ったこと編5

これだけだと情報が偏るので、困ったことも書いておきます。

困ったこと①:自己管理しないと生活が無限に乱れる

明け方まで飲んだりYouTube観続けたり、最初のころはかなり生活サイクルが乱ました。

仕事が思うように進まなくなって、さすがにこの状態はマズいなと思うようになりましたが、満足するまでダラダラ過ごすのも良かったかなと思います。

能動的に「仕事したいな」「こんなことに時間を浪費してたらもったいない」と思うようになってリズムを作るようになったので。

困ったこと②:夜型になった

26時就寝、9時半起きの7時間半睡眠です。

これを書いている時点で長女が3歳、次男が2歳。育児経験がある人ならイメージできるかもですが、昼間はガッチャガチャです。

結局その環境でもうまく仕事ができるようになりましたが、子どもたちが寝静まってからの方が断然集中できるので、深夜まで仕事をすることがよくあります。

一時的なことなので、子どもたちがもう少し大きくなってきたら昼型に戻す予定です。

困ったこと③:自己紹介が難しくなった

ブロガー、オーナー、投資家、講師など、いわゆるパラレルワーカーになってから「仕事は何をしてるの?」という質問に一言で答えられなくなりました。

これが思っている以上に不便で、いまだにしっくりくる自己紹介が見つかっていません…。

困ったこと④:手続きが増えた

税金、保険、契約関係、配達物など、これまで会社がやってくれていたことを全部自分でしなければならず、最初はわからないことだらけで大変でした。

会社にいる時は視界に入っていませんでしたが、色々な部署のたくさんの人たちに支えてもらっていたんだなぁと。

初めての一人暮らしで親の有り難みを知る、みたいな感じです。

困ったこと⑤:たまにセルフブラック化

旅行前などは数日間休みなし、10時間以上ぶっ通し、みたいなことも結構あります。

目標をクリアして次のステップに進もうと思うと、一時的にガッツリ努力することも大切なので、メリハリ付けてやってます。

こういう時はサラリーマンのときより仕事をしている時間が長いですが、自分で決めてやっていることなのでストレスは無いです。疲れますけど。

 

サラリーマンを辞めると普通の生活が送れる

ということで、サラリーマンを辞めたいと思うなら、僕は絶対辞めるべきと思います。

僕と同じようにサラリーマンを辞めた人で後悔している人に出会ったことがありませんし、万が一戻りたかったらまた就職すればいいだけですしね。

それに向けた努力は必要ですが、リターンは計り知れないですよ。

 

サラリーマンを辞めるステップは以下がおすすめです。

  1. サラリーマン+副業
  2. 副業を本業にしてフリーランス

僕のように家族が居ても金銭的なリスクが無いので。仮にうまくいかなくても生活は今のままです。

具体的な方法や手順は以下の記事で解説していますので、これを機会にぜひどうぞ。

>> 副業でサラリーマンを卒業できた僕が教える、おすすめ副業2つ

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