仕事・転職

「会社員向いてない」なら転職じゃなく働き方を変えるべき話

・何回転職しても会社という仕組みに馴染めない

・人に指示されるのがどうしてもシンドイ

・無駄な会議、無駄な規則、古い慣習に耐えられない

会社員が無理なら独立するしかないけど…辞めるとなると正直怖い。

独立してまでやりたいこととか無いし、特別なスキルも無いから自分で商売して食べていける気がしない…。

 

こんな人に向けた記事です。

…と言いたいところですが、実は上記は僕が長年悩んでいたことです。

 

そんな僕でしたが、2018年に独立し今はとても平和に暮らしてます。

今になって思うのは「何年も何年も、何をあんなに怖がってたんだろう?独立してマジで良かった…」というのが本音です。

 

わからなかったころ不安に感じていたことも、今となっては何をどうすべきだったかが手に取るようにわかります。実際歩いてきた道なので。

ということで、本記事は会社員という働き方に悩み続けていた過去の僕に向けて書いています。

「会社員向いてない」なら転職じゃなく働き方を変えるべき

最初に結論です。

会社員には向いてないかもですが、フリーランスには向いてます。

【事実】会社員向いてない人は転職すべきじゃないです

会社員に向いてないと感じる人は「働き方」が合わなくて悩んでいるので、転職してもダメです。

なぜなら、転職は環境を変えるアプローチであって、働き方は変わらないから。

 

これがわかっていないと「次こそは…!」と転職を繰り返し、そのうち転職回数の限界に達して身動きが取れなくなります。

これはもう仕方ないんですが、「転職回数が多い」という事実は転職においてはマイナス要因なので。

 

なので、変えるべきは「会社」じゃなく「働き方」でして、ぶっちゃけ「会社員」は数ある働き方の1つに過ぎませんよ、という話です。

 

「会社員が向いてない」と感じる理由4つがフリーランス向きな件

具体的に「会社員に向いていないと感じる理由」を4つ挙げつつ、フリーランスの状況と対比してみますね。

理由①:指示命令されるのが嫌い

これはポジティブな表現で言うと「主体性がある」ということ。

ネガティブな表現だと「指示されるのが嫌い」ですが、意味は一緒です。

 

会社ではよく「自分で考え、自ら行動する」というのを規範にしてますが、これは「会社や上司が期待する範囲内で」というのが省略されている気がします。

なので、「上司や会社の期待外の動き」をすると引き止められたり叩かれたり。

「主体性を評価するんじゃないんかい!」と思った経験、無いですかね?僕はたくさんありましたよ。

一方フリーランスにとって主体性は必須スキルです。

フリーランスに指示命令する人はいなく「株式会社自分」という感じなので、自分で考えて行動しないとダメです。

理由②:理不尽な要求にストレスマッハ

「上層部の決定だから」「今回は我慢してほしい」という筋の通らない要求が受け入れられない。思考停止で「わかりました!」と言えたらどんなに楽か。笑

クライアントのためならまだしも、こういった要求は大体「社内調整」のときに出される要求なんですよねぇ…。

一方フリーランスは、理不尽だと思ったら突っぱねることができます。

「株式会社自分」は全責任が自分にあるので、この辺りの判断も自由です。

理由③:給料に不公平さを感じる

主体性がある人にはいわゆる「仕事ができる人」が多いです。

それゆえに、「成果を出しても出さなくても待遇にそこまで差がつかない」ということに不公平さを感じやすいです。

一方フリーランスは、完全成果報酬です。

言葉の通り、成果と報酬が正比例します。

これ自体は大歓迎なんですが、とはいえ「ちゃんと食えるだけ稼げるだろうか?」という不安の種になっていたり。ジレンマですねぇ…。

理由④:非効率や無駄が多いと感じる

無駄な会議、形骸化した規則、非効率な業務フローなどなど…

会社が大きくなるにつれてポストも増え、レポートラインも増え、1つのことを決めるための手続きが無駄に多くなりますよね。

その割に改善策を出しても嫌な顔をされたり、取り合ってもらえなかったり。

一方、フリーランスはすべての決定権が自分にあります。

良いと思ったことはすぐにやれるし、非効率と思ったらすぐに辞められる身軽さがあります。

会社員とフリーランスの決定的な違い

それは、「努力は無価値」ということです。

会社員は努力とかプロセスも評価されますが、フリーランスは結果が全てです。

どんなに努力しても結果を出せなければ収入は0、逆にどんなにサボっても結果を出していればお金が入ってきます。

 

この環境を「厳しい」とか「キツイ」と思うかもですが、結論から言うと慣れます。笑

そして慣れると心地よさややり甲斐が湧いてきます。

なぜなら、ここで言う「結果」とは輝かしいものじゃなく、「誰かの役に立って満足してもらうこと」だからです。

我慢料と満足料

極論、会社員は月給という名の時給なので、行くだけでお金がもらえます。(もちろん成果が出せなければ減給とか降格はありますが、あくまで極論です)

だから「給料=我慢料」と自分を納得させたりしますが、フリーランスの収入は100%「誰かの満足の対価」です。お客さんは満足するものにしかお金を払いませんので。

「助かったよ!」とか「ありがとう!」の総量がフリーランスの収入なので、会社員とはお金をもらう意味合いが全く違います。

 

独立への不安と現実|不安はほぼ妄想でした

こちらも先に結論から。

いきなり独立せず、副業として1円でもいいから自分で稼いでみるのが大事かなと。

「独立するのが怖い」と思うのは割と普通のことです

「独立するのが怖い」というのをもう一歩踏み込んで考えると、「リスクが怖い」ということだと思います。

じゃあリスクとは何かと言うと、「全く稼げなかったら食えなくなるんじゃないか」という不安ですよね。

 

これは野球の盗塁をイメージしてもらえばわかりやすいかなと。

盗塁のリスクは「次のベースを踏めずにタッチアウト」ですよね。今の仕事を捨てて独立した先で詰んだらどうしよう、というのが不安の根っこじゃないかと思います。

僕が長年悩み続けた最大の理由がこれでして、「独立=恐怖」でした。当時はまさか本当に自分が独立できるなんて夢にも思っていませんでしたので。

「なりたい」と「できる」は違う

そんな僕が、なぜ独立を視野に動き出すようになったか?

理由は簡単で、転勤した先で知り合った人たちが副業でゴリゴリ稼いでおり、独立(副業が本業になった)した人がゴロゴロいたから。

「まさかこんな世界があるとは…!」と驚愕しましたが、ほとんどの人がサラリーマン出身と聞いて「自分にもできるかもしれない」と思えた、という経緯があります。

 

「なりたい」と思ってたころは具体的な行動を起こしていませんでしたが、「できそう」と思った途端動き始めました。

今にして思えば、これは結構大事なポイントだった気がします。

補足:「環境」って筆舌に尽くしがたいほど重要ですよ

仕事一筋のサラリーマンに囲まれていると「独立志向は異端児」なので心細かったですが、副業でゴリゴリ稼いでる人に囲まれていると、「独立志向が多数派」で「副業してるのが普通」になりました。

※2012年のことなので、当時は副業禁止が当たり前の社会でした。

 

この辺りのことは以下の記事で詳しく書いているので、興味があれば読んでみてください。

>>【事実】副業で最短で稼ぐ方法|身を置く環境が大事過ぎる話

朗報:独立の恐怖は副業で完全克服できます

もう一度野球の盗塁に例えてみます。

  • 会社を辞めて独立 → 盗塁
  • 会社を辞めず副業 → 踏んでたベースを手に持って次ベースに走る=タッチアウトになりようがない

なんとなく伝わりますかね?

タッチアウトが怖いなら、そのリスクを無くせばよくね?というシンプルな話でして、「会社の仕事を続けたまま副業を試せば、食えなくなる心配がない」ということです。

 

そしてこの方法には続きがあり、後々「選択できる」というメリットがあります。

  • 副業がうまくいかない → 現状維持
  • 副業が軌道に乗った → 会社員を辞めて独立

つまり、最悪でも今まで通り会社の給料で生活できるし、仮に副業がうまくいったら「会社辞めても大丈夫そう」という選択肢が出てきます。

僕は運良く後者になれたので、「副業が軌道に乗ってから会社員を辞めた」という状態でした。

独立の恐怖は分散で軽減できる

自慢みたいで申し訳ないですが…筆者の僕は収入を分散できているので、食えなくなる恐怖はほとんど無いです。

仮にこのブログが無くなったとしても、他にやっている事業の利益がありますし、投資もコンスタントに利益が出ていて、家賃収入もあります。

万が一それらが全部無くなっても、多分コンサルや講師で食べていけます。

 

こんな感じなので、一気に稼げなくなって「一発アウト」は現実的にほぼあり得ません。この状態はかなり精神が安定しますし、給料だけのころより圧倒的に人生が安定しています。

自分で稼ぐ力を身に付けることが重要

ちょっと話が逸れましたが、副業をやるにしても「自分で稼ぐ力が身に付くかどうか」が重要だと思っています。

なぜなら、それさえ身に付いていれば多分一生会社に頼らなくても生きていけるので。

 

「自分で稼ぐ力」を身に付ける方法とは?

ようするに、独立に向けた副業の第一歩という話で、結論は「稼ぎやすいスキルが身に付く副業を選ぶ」ということが最重要だと思います。

副業の稼ぎやすさはスキルに依存します。

稼ぎやすいスキル

たとえば以下のようなものです。

  • ライティングスキル
  • プログラミングスキル
  • コミュニケーションスキル
  • マーケティングスキル

上記のような「稼ぎやすいスキル」が身に付く副業の具体例は以下の記事で詳しくまとめているので、よかったら参考にしてみてください。

>> 副業でサラリーマンを卒業できた僕が教える、おすすめ副業2つ

稼ぎづらいスキル

代行・代替可能なスキル、難易度が低いスキルは競争が激しく単価も安いので、稼ぎづらいです。

たとえば以下のようなもの。

  • 料理スキル
  • 絵を描くスキル
  • ハンドメイドスキル
  • 転売スキル

こちらも以下の記事に具体例をまとめているので、あわせてどうぞ。

>> これだけはやめておけ!おすすめしない副業10選|理由も解説

 

こんな感じで、スキル選びの部分を間違えてしまうと、副業として頑張ってみても「月5万も稼げん…」みたいな状況になるので要注意です。

今回の場合は「好きなことを仕事にする」のは微妙かも

「好きなことを仕事にする」というのは理想的ですが、元々の目的はなんだったっけ?と立ち返ると「会社員が合わないから他の働き方に移行したい」だったはず。

なので、よほどじゃない限りは「稼ぎやすいスキルが身に付く副業」を選ぶべきかなと思います。

当時僕が選んだ副業は「好きなこと」ではなく、「給料以上に稼げる可能性があるもの」という基準で選んだので、実際その通りになりました。

※実は「仕事にするほど好きなことが無かった」という話でもあるんですが、独立という大目的が果たせたので結果オーライです。

なお、「好きなこと」を選んだわけじゃないですが、長年やってるうちに好きになりました。こういうパターンもあるみたいです。

 

会社員が合わないなら、自分で稼ぐ力を試し、磨こう

最後にもう一度要点をまとめます。

  • 「会社員が合わない」と感じる理由は、フリーランスには必要な能力
  • 独立に対する恐怖は、お金と生活に対する恐怖
  • いきなり辞めずに、まずは副業で1円でもいいから自分で稼ぐ
  • 独立に対する恐怖は、収入の分散でかなり軽減できる
  • 「自分で稼ぐ力が付く副業」を選び、試し、磨くべき

「会社無理、独立怖い、結果耐える」みたいなループでしたが、「会社の何が無理で、独立の何が怖いのか?」と踏み込んで考えたところ、最初の一歩を踏み出すことができました。

 

僕は自分以外に4人の家族を養う身なので、生活基盤を稼ぐのに6年もかかりましたが、シングルならそんなにかかりません。

ぶっちゃけ1年くらい本気を出せば、自分が生活できるくらいの「自分で稼ぐ力」は身に付きます。

 

やるやらないは個人の自由ですが、僕は一生耐えられる気がしなかったのでやる方を選びましたし、これからも自分の意思で仕事をしつつ、主体的に生きていけたらなと思っています。

本記事の方法はいつでも今の状態に戻れるので、楽な気持ちでやってみてはと思いますし、他人に指示されず主体的に生きるのは、想像以上に楽しいのでぜひどうぞ。

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