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ストレングス・ファインダーやってみた【200万人のデータで解析】

 

この本をご存知ですか?タイトルを見て「あ、なんかヤバイ系の自己啓発系?」「出た!宗教系か!」とか思っちゃった人は、悔い改めてください。

 

この本は「膨大な調査データからあなたの強みを見つけるよ」という内容の本で、実は何年も前から僕が学校などで講義をする時に必ず勧めている推薦図書でもあります。

 

「強みに気付け!弱みを克服してる場合じゃねーぞ!強みをさらに伸ばすんだ!」というアメリカナイズな趣旨です。

 

「ストレングス・ファインダー」とは?

 

この本の一番の魅力は、「ストレングス・ファインダー」という診断テストにあります。名前の通り、「ストレングスをファインドする」ための診断テストです。エキサイティングで興奮しますね!

 

SPIとかクレペリンとか、世の中にはいろんな種類の能力診断テストがありますが、ストレングス・ファインダーはちょっとレベルが違います。ガチです。

 

どの辺がガチかというと、まず有料。(そもそも本だからね)そして診断に要する時間は実に30〜40分。そこら辺にある診断テストとは一線を画しています。

 

そして何よりも、このストレングス・ファインダーが作られた経緯がまたファンタスティック。

成功者200万人のデータから
5000種類の才能を抽出し
それを34種類の資質に分類

 

診断結果を元に、この34種類の資質から上位5つの強みを特定する、WEB診断です。

 

 

「ストレングス・ファインダー」やってみた。

 

どれどれ早速読んでみっか!

 

 

・・・おもんなっ!

なにこれ?

おもんなっ!

 

どうやらこれ、普通の本みたいに前から後ろに向かって読む本じゃないようで、先にテストを受けろということみたいです。93ページから使い方が載っていました。

 

サイトにアクセスして、本のカバーの裏に印字されているIDを入力すると。

 

 

あったあった、これがIDのようです。

 

早速やってみると、出題された問いに対して「あてはまる・まぁまぁあてはまる」みたいなものから最も近いものを選んでどんどん答えていくタイプ。

 

長い。ちょっと飽きてくる。でも1問20秒と制限時間があったりするのでどんどん進めていく。

 

gakuの診断結果

 ・コミュニケーション
 ・個別化
 ・責任感
 ・自我
 ・最上思考

この5つが出て、この項目について説明している部分だけを読む本ということのようですね、なるほど。

 

めちゃくちゃ当たってる・・・だと・・・!

 

特に当たっていると感じたものを本書から抜粋しますね。本当は全部紹介したいんですけど、本を見ながら打ち込むには分量がエグいので。

 

【最上思考】

優秀であること、平均ではなく。
これがあなたの基準です。
平均以下の何かを平均より少し上に引き上げるには大変な努力を要し、あなたはそこに全く意味を見出しません。
平均以上の何かを最高のものに高めるのも、同じように多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。
 
自分自身のものか他の人のものかに関わらず、強みはあなたを魅了します。
真珠を追い求めるダイバーのように、あなたは強みを示す明らかな徴候を探し求めます。
生まれついての優秀さ、飲み込みの速さ、一気に上達した技能、これらがわずかでも見えることは、強みがあるかもしれないことを示す手がかりになります。
そして一旦強みを発見すると、あなたはそれを伸ばし、磨きをかけ、優秀さへ高めずにはいられません。
あなたは真珠を光り輝くまで磨くのです。
 
このように、この自然に長所を見分ける力は、 他の人から人を区別していると見られるかもしれません。
あなたはあなたの強みを高く評価してくれる人たちと一緒に過ごすことを選びます。
同じように、自分の強みを発見しそれを伸ばしてきたと思われる人たちに惹かれます。
あなたは、あなたを型にはめて、弱点を克服させようとする人々を避ける傾向があります。
あなたは自分の弱みを嘆きながら人生を送りたくありません。
それよりも、持って生まれた天賦の才能を最大限に利用したいと考えます。
その方が楽しく、実りも多いのです。
そして意外なことに、その方がもっと大変なのです。

 

 

今、読み飛ばしたでしょ?

 

 

大丈夫、わかりますよ。僕だって自分について書かれている文章じゃなかったら、こんなのタルくて読んでられない。要約すると、こういうことが書いてありました。

・平均とか、平均よりちょっと上とかに興味なし!
・伸びる可能性を見出したものは磨かないと気がすまない!
・同じく高みを目指す人が好き!型にはめてくる人キライ!

・弱みを嘆いて生きるより、強みを伸ばした方が楽しいし実りも多い!

 

みたいな感じで、まさしくその通り!という感じです。絶対トップになる!というほどの野心はないけど、やるからには絶対に上位グループには食い込みたい!と考えています。

 

そしてこのストレングス・ファインダーが他と一線を画している理由はこれだけじゃありません。この強みを持つ人に仕事を任せるとしたら、「どんな役割で」「どんな仕事をすればこの強みが最大限に発揮されるか」というところまで書いてあるんです。

 

今度は読みやすいようにちょっとフォントいじっておきますね。

 

「最上思考」を活かすには

この人は仕事での最高の成果を収めることと、そのための手段を考えることに何より興味を持っている。
反対に、失敗に終わったことをもう一度立て直すことにはあまり意欲を示さない。
だから、問題処理に終始する役割に就かせるのは考えものだ。

この人があなたに求めているのは、強みを認め、その強みを高く評価してもらうことだ。
弱点を指摘し、矯正するよう指導してばかりいると、不満を募らせるだけだろう。
この人の強みについては事細かに、その強みを企業の利益に繋げるにはどの部署で、どういった業務にあたればいいか、本人とよく話し合うことだ。

この人はそうした話し合いを好み、自らの強みを最大限に活かそうと、実用的な提案を次々としてくるだろう。
出来る限りキャリアパスを用意し、それぞれの段階に応じた報酬が得られるよう気を配る。
そうすればこの人は成長し続け、与えられた職務で優れた成果を収めるだろう。

この人は自らの強みが生かされる道を無条件に選ぶ。
収入は増えても強みが活かされない道を選ぶことはまずない。
企業内における最も優れた業績を調査するときには、プロジェクトチームの中心に据えるといい。
生まれながらに優秀さに対する探究心を持っているからだ。

従業員一人ひとりの業績を評価し、それぞれに応じた賞与を与えるための査定プログラムが必要になったら、この人に任せるといい。
各職務において優秀さとはどのように見えるものか、進んで考えてくれるだろう。

 

 

・・・また読み飛ばしたでしょ?
フォントまでいじったのに、また読み飛ばしたでしょ?

 

これはもう本当に、削るところが無いくらいピッタリ言い当ててくれているので、できればそのまま読んでみてください。

 

ということで、もう文字起こし疲れたから ここでは1つしか紹介していませんが、こんな感じであと4つ強みを教えてくれます。

 

一番わかっているようで、実はわからぬこの自分。客観的に「あなたの強みはこういうところで、こんなことをやればその才能がMAXに発揮されるよ!」と言ってもらえるのは本当に有り難いです。

 

何よりも、「人より秀でたところなんて別にないよ・・・」ということが実は過小評価で、「本当はここが凄い!」と褒めてもらえているようで自信が湧いてきますよね。

中古厳禁です!

先ほどの画像にあった「診断コード」は1度しか使えません。中古で「診断コード」使用済みのものを買ってしまうと、本題の診断ができないので注意してください。

また、診断には45分くらいかかるので、時間がある時にじっくりやりましょう。

 

 

向き・不向き、大事。絶対。

仕事において、「成果が出るか、出ないか」「楽しいか、苦しいか」というのは、そもそもそれが「向いているか、得意なことか」ということが大きく影響しています。

 

僕は人事部というところで仕事をしていたので、人一倍多くの人の経過を見てきましたが、「からっきしだった人が配置転換によって人が変わったように成果を挙げる」という場面は決して少なくありませんでした。
今思えば、「強みにマッチした業務内容かどうか」が強く影響していたんだと思います。

 

もちろん会社としても、雇ったからにはベストパフォーマンスを出してもらった方が生産性が高まって良いことなんですが、会社とは生モノなのでなかなかそうもいきません。

 

あっちの部署で欠員が出た、こっちの部署の商品がHITし過ぎて人が足りない、部署を増やすために管理職が新たに必要だ・・・などなど、「強みを見つけて活かす」ということよりも目先で優先しなければならないことのオンパレードです。

「自分で自分の強みを理解している人」は稀です。
「その強みを最大限活かせる仕事に就けている人」は極稀です。

 

この2つが噛み合うと、仕事は楽しく、面白いくらい結果が出るわけです。いわゆる「ハイパフォーマー」と呼ばれる人たちも、この点を無視して好成績を残すことは絶対にできません。

 

大事なことは「良い会社に入れるかどうか」だけではないのです。

イチロー氏はバスケでもスター選手になれたか?
きゃりーぱみゅぱみゅ氏は美容業界でも一流になれたか?
IKKO氏はボディービルダーでも成功できたか?(え?)

 

そこには確実に「才能」や「強み」が関与しているはずで、他の分野でも遺憾なく発揮できたかというと、そうでないのは明白です。

 

本当に自分に合った天職に出会う第一歩は「自分の強みを知ること」。これは間違いありません。自分の「才能」「強み」を知りたい人は、是非やってみてください。

 

有料に抵抗がある人は、無料版のコレをやれ!

 

お金かかるのはちょっと・・・という人に朗報。無料で「ストレングス・ファインダー」のような診断を試してみたい!という人はこちらをどうぞ。

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