オピニオン

人生変えたかったら「ロールモデル」に会いに行け!

 

机上の自己啓発論ではなく、マジで人生変えたいと思ったら「ロールモデル」に出会うことが必要です。

人生を変えて成功してきた多くの人は、必ずと言っていいほど「ロールモデルとの出会い」がターニングポイントになっています。本の中でも、身近な現実でも。

かく言う僕も、「誰か一人と出会ったくらいで人生変わったら苦労しねっす」と思っていたタイプですが、自分の身をもって体験して考えを改めました。

 

人生変えたい、もっと自由に生きたいと思ってた

 

僕のロールモデルは事業家「Tさん」、残っている記録によると出会ったのは2011年11月13日でした。

年齢は2コ上、某大手通信系企業に勤めながら副業して、2007年に若干28歳でリタイアしたという彼は、サラリーマンの何倍も稼いでいながら、どこまでも自由に、毎日を楽しそうに送っている人でした。

 

「人に憧れる」という経験をほとんどしたことがない僕でしたが、Tさんは出会ったその時に電撃が走ったのを今でも鮮明に覚えています。

「将来こうなりたい」とか特に明確にしていたわけじゃなかったのに、Tさんを見た時に「これだ!!将来こうなりたい!!」と、まるで忘れていた記憶が蘇ったかのように強烈に腑に落ちたのです。

社長とかだと自分とはスタートラインが違いすぎる気がしていましたが、Tさんは脱サラした人だったというのも、自分が置かれている身の上の延長に思えて、強く可能性を感じた理由だったかもしれません。

 

出会った当日、Facebookメッセンジャーで送ったメッセージが残っていました。

 

 

なんかもう、恥ずかしいを通り越してひどいですね(笑)

 

友人に紹介してもらってTさんの経済セミナーに参加させてもらったのが初めての出会いでした。

今では僕が経済セミナーの講師をやっていますが、実は当時Tさんに強く憧れて「自分でもいつか経済セミナーを地元でやりたい!」という目標が果たされての今だったりするわけで、Tさんとの出会いが無かったら絶対にやっていなかったことだと思います。

 

当時僕は人事部にいて、Tさんは複数の企業の人事を集めて就活生向けに「就活Strategy」というセミナーをやろうとしていたところで、僕をそのイベントに誘ってくださったのでした。

今にして思えば、ちょうどTさんがやろうとしている事業に自分の仕事がマッチしていたなんて、我ながら偶然にしてはあまりにもラッキーだったと思います。

 

はじめて出会った「成功者」はイメージと全然違った

 

後日改めて会って話してみて、イメージとのギャップに驚きました。

ビジネスで成功して脱サラした所謂「成功者」なわけですから、相当頭がキレて稼ぐことに前のめりで、なんていうか「ギラついた感じ」を想像していたんです。

ところが、話してみるとユーモアがあって「普通に優しい人」だということがわかりました。

ビジネスの「ビ」の字も知らない僕のクソみたいな質問に、一つ一つ熱心に答えてくれたのでした。

 

当時のメモ|出来事に対する解釈が全く違っていた

 

当時Tさんと話した時のメモも残っているので、ちょっとだけシェアしてみます。

 

お金のメンタルブロックを解く
受け取り上手になる

サラリーマンは分業
いいもの作れるけどお金になるところまで考えられない

花には蝶、ウンコには蝿
明るい人、元気な人に良い人は寄ってくる。
周囲の人の愚痴ばかり言うような人にはろくでもない人しか寄ってこない。

出入口
「出る」のが先。
空いたスペースに新しいものが入ってくる。
別れを怖がらず、新たな出会いを歓迎する。

今の仕事のいいところは、自分らしくやれること。
誰とやるか、どうやるか、いつやるか、どこでやるか、全て自由。

 キーマンは自然に現れる。
毎日を一生懸命生きること。
自分の意向を外に出すこと。
いつも元気に明るくしていること。
他とは違うことをすること。
こうしていたら興味を持たれて相手から寄ってくる。

成功には運も必要。
gakuくんは運がいいから大丈夫。センスもいい。
センスのいい人と悪い人がいる。
言ってわからない人はそれまで。

タイミングのいい人と悪い人がいる。
gakuくんは運がいいから、相手に合わせない方がいい。
自分のセンス、タイミングに合う人とだけ付き合えばいい。
ただ、普通の人にも流されやすいからそれは気を付けた方がいい。

周りからどう見られるかじゃなく、自分がどう生きていきたいか。
友達がいなくなった時、自分が周りに作られてたってことがわかった。
軸があればそれに合った人たちが寄ってくる。

別れは成長
人やモノが離れていくのは成長。
成長したから不要になったものが離れていく。
別れを許すこと。

今はわからなくていい。 その内わかるようになる。
「あー、そういうふうになるんだなー」くらいに思っておけばいい。

 

今読み返しても「ホントそうだわ、その通り」と思うことがたくさんありますね。

 

成功する人って人とは違う「特別な能力」みたいなものがあると信じて疑わなかったんですが、そうじゃなかったんだということを知りました。

起こる出来事に対する解釈が全然違ったのです。「考え方」っていうんですかね。

 

たとえばデートの日に雨が降ったら、「最悪・・・よりにもよって今日雨なんて降るんじゃねーよ・・・」と解釈する人もいれば、「雨か!計画は大幅変更だけど、相合い傘できるかもしれないし、カフェでじっくり話すチャンスだ!」と解釈する人もいますね。

 

あまり上手い例じゃないですけど、ようするに「物事の良い側面しか見ない」と言ったらわかりやすいかもしれませんね。

とにかくなんでも「ラッキーなこと」「チャンス」と解釈して、好ましくない出来事すらも行動を起こすパワーに変えてしまうんですよ。

あまりにも自分と違う考え方、自分の中には無かった新しい物の見方が新鮮でワクワクした反面、話を聞けば聞くほど頭がパンクしそうだったので、メモ代わりに作ったアメブロが僕のブログデビューでした。

 

・・・当時のブログも一応残ってますが、あまりに文章が「アレ」過ぎてさすがにリンクを貼る勇気が出ませんでしたw

 

 

ロールモデルと出会って、音を立てて人生が変わっていった

 

「サラリーマンを辞めて自由に生きる」なんて夢のまた夢だと思っていた僕の考えは、この出会いをキッカケに変わりました。

「もしかしたら自分にもできるかもしれない」と。

 

図々しいとか恥ずかしいとか、そんなこと言ってられませんでした。

「夢のまた夢のような生活」をしている人が目の前に現れたんですから。

Tさんが空いているのは大抵ド平日の昼間。一方の僕は週末休みのサラリーマン。

「自分の人生にチャンスが訪れた!なう!」と思った僕は、Tさんの予定に合わせるために有給を使い、何度も足を運び、どうやってリタイアに至ったのか、副業時代はどんな風にやってきたのか、根掘り葉掘り細かくインタビューしました。

 

何をどうすればいいのかすらわからなかったところから、Tさんの指南で何をどうしていけばいいのかが段々とわかっていきました。

この時から、僕は本気で「サラリーマンを辞めて自由に生きる」という道を目指すようになったのです。

 

「ロールモデルがいる」という心強さ

 

「Tさん」というロールモデルがいてくれたお陰で、「サラリーマンを辞めて自由に生きること」を諦めず、チャレンジし続けることができました。

多分Tさんと出会っていなかったら、方法論すら見つからなかったか、途中で諦めていたでしょう。

前を歩きながら「続けていればなれるし、君ならできる」と励ましてくれる人がいてくれたことがどれだけ心強かったか、筆舌に尽くしがたいものがありました。

 

以前、アイドルプロデューサーの秋元康さんが「夢」についてこんなことを言っていました。

 

みんなね、自分の可能性を信じていないんですよ。

夢はあっても、どこかで「叶うわけがないよな」とあきらめているんです。

なぜか?・・・・近くに成功例がないから。

例えば、女優になりたいと思った少女がいるとする。

でも、親も親戚にも芸能界に縁がなかったら、その夢にはリアリティーがないように思える。

リアリティーがないのが夢なのにね。

親に言ったら、「何、馬鹿なことを言ってるの?無理に決まっているでしょう!」と叱られるでしょう。

たいていは、ここであきらめてしまうのです。

 

 

ロールモデルに出会うことで「夢」は現実味を帯びてくる

 

人生の大きな部分を変えようと挑戦を続けていると、「もう無理。マジで無理。」と諦めかけたことが何度もありました。

でも、その度にTさんはじめ先を歩く先輩たちの姿を見て、声を聞いて、自分を励まし続けることができて、今では悲願だった「夢のまた夢だった生活」を送っています。

 

きっと当時の僕のように、夢を持って叶えようとしている人がいると思います。

そんな人に強くおすすめしたいのが「その道で成功しているロールモデルを見つけること」です。

「将来どうなりたいかすら曖昧」だった僕のような人間でさえ、それを体現することで夢に気付かせてくれるようなロールモデルに出会えたんです。

もし「将来どうなりたいか」がある程度見えている人であれば、探せば必ず見つかります。

 

そして、自分からコンタクトを取ってみましょう。

もちろん「ダメ元」ですよ。いきなり声をかけてそれに応えてくれる人の方が珍しいですからね。ネット上とかだと尚更。

もしダメだったとしても、別に失うものはありません。ちょっと凹みますけど(笑)

でもその時は、また次のロールモデルを探せばいいんです。

そうしている内に「自分の熱意に応えてくれるロールモデル」と出会えますから。

 

ロールモデルに出会えない時は

 

ロールモデルに出会うと僕のように人生がガラリと変わるわけですが、これは有名人に限らず、先輩、親族、職場の上司など、誰でもいいのです。

僕は今では複数のロールモデルが居て、あるスポーツの事務局長さんなんかは20歳以上も歳が離れていますが、ビジネスのアドバイスのみならず、家族関係、子育てなど、本当にたくさんのことを教えてもらいました。

 

もしそういった人に出会えない時は、「身を置く場所を変えてみる」ということをやってみてください。

今いる場所で見つからないのであれば、出会う人を変えればいいわけですが、できれば自分からは選ばないような場所、コミュニティに足を運んでみるのがおすすめです。

友達からの誘いは無条件で乗るとか、普段は断る飲み会に行ってみるとか、そういうところから始めてみるのもいいですね。

探しものをしているときは、「既成概念や予定調和の外」で見つかることが多いものですから。

 

 

人生を変えるのは「大変」

 

ロールモデルを見つけることができたら、その人を目指して努力を続けてください。

何度も足を運んで、ヒントをもらうのもいいでしょう。

「成功している人は解釈が違う」という話をしましたが、僕がインタビューを申し込んだ人たちも例外ではありませんでした。

「こんなにしょっちゅう連絡してたら鬱陶しいと思われるかな・・・」と心配になってしまいますが、彼らは「コイツ、ガチだな!」と解釈して、快く知恵を貸してくださいました(笑)

 

そうやって努力を続けていけば、少しずつでも確実に夢に近付いていきます。僕もそうでした。

僕みたいな凡人でもできたので、その気にさえなれば多分ほとんどの人ができると思います。

簡単なことじゃないと思いますが、「大きく変わる」と書いて「大変」ですからね。

これもTさんの請売りですけどね(笑)

 

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