副業

【心理学】身近な人があなたの夢をぶち壊す「ドリームキラー」

 

「そんなの無理に決まってるじゃんw」

「辞めないなら別れる」

「失敗したらどうしようとか考えないの?」

「変な人に騙されてるんじゃないの?」

 

何かにチャレンジしようとした時に、こういう言葉をかけられたことありませんか?こういう人たちのことを「ドリームキラー」といいます。実は心理学用語

 

僕自身も遭遇してきましたけど、何をおいても物凄い殺傷力なんですよね。存在を知らずにノーガードで対峙すると、結局何もできないままにただ傷ついて終わってしまいます。
実際に、ドリームキラーにフルボッコにされて夢を諦めてしまった人もたくさん見かけてきました。

 

今までの自分と大きく価値観が変わった時や、所謂「普通」じゃないことに挑戦しようとしたときに必ず現れます。「挑戦して失敗する」ことよりも、「挑戦する前に潰される」ことの方が多いんじゃないかと思うので、存在と対策を紹介します。

 

ドリームキラーとは?

ドリームキラーとはその名の通り、「夢や目標を壊したり邪魔したりする人達」のこと。

ドリームキラーになる人は、肉親や大親友など身近にいて接する機会多く、自分に関する情報を多く持ち、影響力を与えやすい位置にいる人であることがほとんど。

本人たちはあなたを心配して、良かれと思って「助言」「アドバイス」という形で夢を壊しにかかる。

 

ドリームキラーの特徴

・あなたが大切だと思っている身近な人
・ほとんどは「自分でやったことがない」人
・成果を出したら手のひらを返す

 

思い出してみてください。あなたの挑戦を否定した人は、家族、親友、会社の先輩や上司など、どの人もあなたの身近な人じゃありませんでしたか?

そして冷静に観察してみると、ドリームキラーの多くは「自分ではそれをやったことがない人」です。「危なそうだから辞めておけ」と。

 

何かに挑戦しようと決意した時、それが自分にとってのビッグニュースだからこそ、本当に身近な人に決意表明するつもりで宣言をすると思います。

きっと応援してくれるだろうと話したのに、その大切な人から次々と冒頭のような言葉が飛んできたらあなたの夢に対するモチベーションはズタズタです。

 

「そうだよね・・・やっぱり自分には無理かも・・・」と思ってしまいます。信頼する身近な人の言葉だからこそ、無視できないし影響が大きいんですよね。

実際僕も「副業でビジネスをはじめて、いつか会社を辞めるぞ!ジョジョー!」と宣言したときにドリームキラーに遭遇しています。

 

なぜよりにもよって「あの人」がドリームキラーになったのか?

ここで疑問に思うのが、なぜ自分のことをよく知る大切な人が敵に回るようなことをするのか?という部分。普通なら応援してくれたっていいはずじゃないですか?

理由は2つです。

・攻撃する意図はない
・あなたが遠い人になっちゃうんじゃないかという不安

 

攻撃する意図はない

あなたを心配して、良かれと思って「助言」「アドバイス」という形で夢を壊しにかかるので、「攻撃する意図が無い」どころか「善意」で言っているんです。悲しいすれ違い。

「危ないよ!」「時間がもったいないよ!」という言葉はあなたを本心から心配してくれていることの証です。そういった「思いやりが乗った言葉」だということがわかるからこそ、板挟みに合って苦しみます。

「どうしてもやりたいけど、果たしてこの人を傷つけてまで、心配をかけてまでやる価値があるのか?」と。

あなたが遠い人になっちゃうんじゃないかという不安

ドリームキラーのアドバイスには隠れた本音があります。

「万が一こいつが成功しちゃったら、もう自分とは違うフィールドに行ってしまう。自分以外にもたくさんの人から必要とされるかもしれない。それは嫌だ!これからもずっと一緒にいたい!」

 

といった感じです。挑戦した先であなたが遠くに行ってしまうんじゃないか?という不安。だからあなたがやろうとしている挑戦にストップをかけるんです。

なんというか、わからなくもない気がしませんか?もしかしたら逆の立場で、自分がドリームキラーになってしまったこともあったんじゃないでしょうか?

 

では次に、ドリームキラーへの対処法を解説します。

 

ドリームキラーの助言は「やんわりスルー」すべき3つの理由

 

僕も経験があるので痛いほどわかりますが、先に結論をお伝えしておくと、後ろ髪を引かれる想いですが、後から絶対に取り返しが付くので大丈夫です。

スルーしても大丈夫な理由は3つあります。

 

その人はあなたの夢を叶えていないし、叶えてもくれない

ドリームキラーは、あなたの夢を自分では実現させていないはずです。彼らは自分が知りもしない分野について「助言」をしているんです。感情が入るとつい見落としてしまいますが、これって冷静に考えると結構滑稽な話です。

たとえばYouTuberになることを夢見ているとします。この時に引き止めてくる人って、絶対にYouTuberじゃない人です。

自分では挑戦したこともないのに「大変(そう)だから辞めとけ」「それで食っていける人なんてほんの一握りなんだぞ」と言ってるわけですよ。

冷静に考えてそれは「助言を参考にすべき目標となる人ではない」はずです。自分でやったことがある人であれば、たとえ目標まで届かずに諦めてしまった人であったとしても「絶対良い経験になるからやってみたらいいよ」と言うと思います。

アドバイス通り何もしなければ危険な目には遭わないかもしれませんが、挑戦した先で得られたかもしれない経験や結果に対しては、何一つ保障してくれません。

 

ドリームキラーは後から手のひらを返すのが得意

さっきもちょっと話しましたが、僕は一生会社員でいるイメージがどうしても沸かなかったし、そもそも無理ゲーだと思っていたので、「副業でビジネスをはじめて、いつか会社を辞めるぞ!ジョジョー!」と宣言しました。

「無理だから辞めとけってw」
「そんな無謀なことよくやろうとするねw」
「まぁ、おまえがやりたいようにやれば?」(※応援ではないw)

 

と、こんな言葉をかけられました。語尾の「w」がポイントで、激しく攻撃されたというよりは「あざ笑う」感じ。自分の夢を笑われたということで、当時は結構傷つきました。

なんなら「面白そうだな!おれも一緒にやっていい?」くらいの言葉があるんじゃないかと思ってましたから。

6年ちょっとかかりましたが、無事に独立を果たして、あまりに嬉しかったのでSNSで報告をしたんですよ。それは当時ドリームキラーになった友人の目にも入ったらしく、なんて言ったと思います?

「おめでとう!!おまえなら絶対やると思ってたよ!!」
(で、何をどうすれば脱社畜できんの?ねぇ?)

 

ドリームキラーって結構その場限りの感情で言ってることが多いし、その証拠に言ったことすら覚えてないことも多々あります。蓋を開ければその程度のことなので、真に受ける必要も傷つく必要もありません。

スルーで大丈夫です。

 

仮に失敗しても「お咎め無し」

うまくいかなかったところで「だから言ったじゃんw」くらいのもんです。あんなに悩んで傷ついたのに、それだけ?みたいな。

反撃しても話は平行線でお互い消耗するだけなので、「いやーやっぱりそう思う?だよねー!」と軽く流しておきましょう。

 

ドリームキラーへの簡単な2つの対処法

ある程度軌道に乗るまで言わない

これが一番手っ取り早い対処法です。言わなければ攻撃されることもありません。あらやだ、簡単。

ある程度軌道に乗ってから打ち明ける分には、もはや止める理由がありません。大抵の場合「引き続き頑張ってね!」ということになるでしょう。あらやだ、簡単。

 

ドリームキラーをポジティブに解釈する

冒頭でも言いましたが、あなたが何か新しいことに挑戦しようとすると、ほぼ確実にドリームキラーが現れます。言ってみればこれは「通過儀礼」のようなもの。

ドリームキラーは(過去のあなたの傾向から推察するに多分難しいから)「辞めとけ」と言っています。

挑戦って、やっていく中でいろいろ壁にもぶち当たって、その都度解決しながら、成長して、進化して、そうやって「過去の自分とは違う自分」になっていく過程も含まれていると思うんですよ。(ちょっと良いこと言った)

 

だから、「ドリームキラーが現れた=今までやったことがないことに挑戦しようとしている=成長のチャンス」と解釈することもできます。ある種の指標みたいなもんですね。

こんな風に解釈すると、気持ちはずいぶん楽になりますよ。

 

最後に:あなたはドリームキラーになってませんか?

 

ここまで、「あなたがドリームキラーと対峙したら」という視点でお伝えしてきましたが、最後に「自分はどうだろう?」と思い返してみていただけたら。

前述の通り、ドリームキラーには自覚がありません。壊すどころか、「良かれと思って」「アドバイスのつもりで」「善意で」言っています。

もしかしたら「親切の押し売り」になって、大切な人の夢を壊したり、思い悩ませたりしていないだろうか、という視点も持ってもらえたらなと思います。

そう。ドリームキラーとは、誰もがなり得るものなのです。

 

挑戦、いいことじゃないですか。失敗だって、いいことじゃないですか。失敗からしか学び取れないことだってたくさんありますから。

そうしていくうちに、少しずつ成長しながら前に進んでいく。それって、素敵やん?

人の成長のチャンスを摘み取らないこと。自分も、成長のチャンスを人に摘み取られないこと。

 

一人でも多くこんな感覚を持つ人が増えて、堂々とチャレンジできる世の中になることを願って。

 

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