お金の話

【必読】資産運用とは?種類やメリット・デメリットを詳しく解説

TVでは資産運用を促すCMがあちこちで流れていたり、友達や同僚で株やFXをやっているなんていう話を一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

じわじわとそういった外的要因の影響が蓄積して、ネットで「資産運用 オススメ」とかググってるアナタ。

積立NISAとか積立保険とかやっちゃってませんか?

 

「資産運用」とは?

資産運用とは、現金・不動産・債権・株式・仮想通貨などの手持ちの資産を管理、運用することでさらに資産を増やそうとすること。

 

資産運用と聞くと多くの人が「株とかFXとか?不動産とか?」と、資産運用そのものではなくメジャーな金融商品をイメージします。

そして「リスクが高い」「なんかアブナイ」という発想になりますが、その全てがハイリスク・ハイリターンではありません。

たとえばプロのファンドマネージャーに運用を委託する投資信託や、国債や地方債などの国や地方自治体が発行する債権など、ローリスク・ローリターンなものも数多く存在します。

「資産運用」と「資産形成」は違う?

よく似た言葉に「資産形成」というのも耳にしますね。実は定義は広いんですが、「資産運用」に回すための資金を作る段階を「資産形成」と呼ぶのが一般的です。

 

・仕事をがんばって収入を増やす
・節約して支出を減らす
・不要なものを売ってお金に換える
・それらを貯金して資金を貯める

これらはすべて資産形成です。

なので、普段は会社で働きながら、給料の一部を資産運用している「労働収入+資産運用」というハイブリッド型の人も増えてきています。

 

資産運用の種類

 

資産運用の代表例をいくつか挙げておきます。各金融商品のメリット・デメリットまで話すとかなり長くなってしまうので、ここでは特徴だけピックアップします。

 

株式投資

一番最初に思い付くのがこれじゃないでしょうか?これは「企業が発行する株式」を購入するものです。

保有し続けることで配当金を受け取れるものや、現金以外の形で株主優待という割引や特別なサービスを受けることができるものまで様々です。

 

月曜から夜ふかしという番組で、この株主優待のみで生活している桐谷さんという方が取り上げられたことで、株主優待が注目されるようになりましたねw

 

FX(外国為替証拠金取引)

差益を得ることを目的とした海外通貨の売買です。単純に、その通貨が安い時に買って、買値より高くなった時に売ることでその差額が利益となります。

他にも、スワップポイントと呼ばれるキャッシュポイントもあります。

 

 

投資信託

運用のプロであるファンドマネージャーに資金を預けて、自分の代わりに運用してもらう方法です。

何に投資するか、どのくらいのリスクを許容するか、どのファンドマネージャーに運用を任せるかなどを設定できたり、様々なプランが用意されています。

素人の自分が当てずっぽうで運用するよりは随分マシですが、プロだからといって必ず運用が成功するとは限りません。普通に元本割れすることもあるので過信は禁物。

また、委託するにあたって手数料を支払わなければなりません。

 

 

 

国債(地方債)

「国(地方自治体)が発行する債権」を取得する金融商品です。ようするに、あなたが国や地方自治体にお金を貸して、その利息を受け取ろう、という話です。

ローリスク・ローリターンな金融商品の代表格のようなもので、損はしづらい反面、利益も非常に控えめです。

 

 

不動産投資

アパート・マンション・駐車場などの不動産を所有して、家賃収入を得ることです。初期投資が高額で一般人にはなかなか手が出せませんが、立地や運営方法などがうまく噛み合えば長期的な安定収入を得ることができます。

ちなみに、コインロッカーも不動産だったりします。隣り合わせで並んでいるロッカー1つ1つ、持ち主が違ったりするケースもあるんですよ。分譲マンションの区分所有みたいな感じです。

 

ロボアド

「ロボットアドバイザー」というAIに全自動で運用してもらう投資法です。どのロボアドを使うかによってプランは異なりますが、最低1万円からスタートできる手軽さと、スキルや経験値がない初心者でもベテランのような運用ができるのが特徴です。

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ソーシャルレンディング

「個人が企業にお金を貸し、リターンとして利息を受け取る」という銀行のようなことができる投資法です。ロボアド同様、少額からスタートできる手軽さと、スキルや経験値がない初心者でもベテランのような運用ができるのが特徴です。

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誰もが知らずにやっている「資産運用」

 

「資産運用」と聞くと自分とは縁遠いものだと思う人もいるかもしれませんが、実はほとんどの人がやっています。というのも、「銀行預金」も資産運用の1つだからです。

あまりにも金額が小さいのでほとんどの人が「資産運用している」という認識はありませんが、冒頭で話した通り、「手持ちの資産を管理、運用することでさらに資産を増やそうとすること」に当たります。

実際は増えるどころか減っているので、余計に「資産運用している」という意識が無いんですけどね。

 

資産運用って本当に必要?

「銀行預金も資産運用だけど、ほとんどの人がそう認識していない」というのが実際です。

日本は今「超低金利」「ゼロ金利」と言われていて、銀行に預けていても運用と認識できないほどに増えません。さらに常時インフレが進んでいて、物価は年々上がり続けています。

だから何?って話ですが、これは日本で暮らす全ての人にとって直接的に影響を受ける身近なものなんです。

 

2019年現在、ほとんどのメガバンクの金利は0.001%です。仮にこの金利では預金が1000万円あったとしても、1年で増える金額は驚愕の「100円」です。金利が聞いて呆れますね。

 

控えめに言ってもウ○コです。

 

じゃあこの1000万円を資産運用に回したらどうなるか?

十分現実的な年利3%で運用した場合、1年間でどのくらい増えるかわかりますか?

1000万円✕3%=30万円

これだけ増える計算になります。銀行預金との差は実に3000倍。

 

これが超低金利における銀行預金リスクというやつです。

銀行預金にリスクなんてあんの?と思うかもしれませんが、あるんです。

「銀行にお金を預金しているだけ」という行為のリスクはお金を失うリスクではなく、増やすチャンスを逃している「機会損失リスク」なわけです。

 

これにインフレが加わると、自分のお金は増えないのに物価だけがどんどん上がっていくというダブルパンチで、「安全だと思ってお金を銀行に預けた結果、何もしていないのに資産が圧迫される」という目も当てられない痛手を被ります。

 

というわけで、資産運用が必要かどうかというより、知識を付けてやっておかないと知らないうちにどんどん貧乏になっていくというレベルの話です。

ただ、冒頭でもちょっとお話した通り、TVCMやネットに転がっている情報は「損することはあっても大きく得をすることはない金融商品の広告」なので、情報源としてはあまり有益なものではないということも覚えておきましょう。

 

 

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